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[選手権]市立船橋MF椎橋は仙台で悔しさぶつける「きょうは悔しい思いしかしていないのでやるだけ」

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[1.3 全国高校選手権3回戦 東福岡高 0-0(PK4-3)市立船橋高 フクアリ]

 ベガルタ仙台入りする市立船橋高MF椎橋慧也主将(3年)の選手権は3回戦で突如終焉した。この日は中盤でゲームをつくり、守備では前半14分に相手のシュートを身体を張ってブロックするなど奮闘。だがシュートブロックした際に痛めている足首への負担が増したこともあり、運動量を上げることができない。

 そして0-0の後半11分にFW永藤歩と交代。勝負どころを前にピッチを後にした。朝岡隆蔵監督も、椎橋自身もその動きに納得していなかった。右足首の負傷は試合中、ストップしたり、スピードを上げたりする際に悪影響が出て思い通りのプレーができず。椎橋は「もっとボールに絡めたし奪いどころとかもっと行けたと思う」と唇を噛んだ。

 PK戦直前には自身が巻いていたBチームの思い詰まったキャプテンマークをGK寺尾凌(3年)の左腕に巻いた。寺尾が東福岡高5人目を止めた際にはタッチラインを越えて喜びを爆発させた。だが、市立船橋は次期主将候補のCB杉岡大暉(2年)がPKを失敗して敗退決定。この瞬間、椎橋の高校サッカーでの戦いも終了した。

 椎橋はすぐにプロサッカー選手としての歩みをスタートさせる。「きょうは悔しい思いしかしていないのでやるだけですね。やらないと後悔するからやるだけですね」と繰り返した主将は後輩たちに向けて「来年この場に戻って来てほしいです」と日本一を託していた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
 
(取材・文 吉田太郎)
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