beacon

[選手権]帝京三は2年生DF松本大輔のゴールで一矢、来季参入のプリンスリーグ関東で力磨いて「借りを返したい」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.3 全国高校選手権3回戦 帝京三高 1-3 前橋育英高 フクアリ]

 帝京三高は0-3の後半31分、左FKからヘディングシュートを狙った交代出場DF松本大輔(2年)がそのこぼれ球を倒れ込みながらも左足で押し込んでゴール。関東勢対決に屈したものの、一矢報いた。

 本来は183cmの長身を活かしたヘッドを得意とするCBの松本だが、この日は前線に高さを加えるためにFWとして出場。大会直前のケガで今大会を欠場したFW小山駿(3年)不在の中でチームに高さを加えて得点も奪った。だが「決めて良かったですけれど、結果としては負けたので。(自分のゴールから)2、3点行けたらいいと思ったんですけど。本当に悔しいです」と悔しがった。

 今大会得点ランキング首位のFW村上光樹(3年)やエースFW梅田至(3年)ら今年の帝京三は前線中心に戦力の充実した世代だった。松本は「このチームでしかベスト8以上いけないと思っていたので、何でかなというのがあります」。だが、このチームでも到達することのできなかった初の全国ベスト8に1年後、再挑戦しなければならない。

 来季は先輩たちが導いてくれたプリンスリーグ関東に参入する。よりレベルの高い中で成長して選手権での躍進に繋げる。「このまま行ったら(プリンスリーグは)降格間違いないと思います。(来季は)この代よりもレベル全然低いので、練習試合とかプリンスで磨いて借りを返したい。自分はDFなので自分が取られなければいい。自分が守って前が点取れれば」。厳しい戦いの中で個人、チームが成長を遂げて選手権に帰って来る。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
 
(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ

TOP