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ジダンの経験不足を指摘するマドリー元幹部「クラブにとってリスクのある賭け」

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 元レアル・マドリー幹部のホルヘ・バルダーノ氏は、ジネディーヌ・ジダン新監督の就任はクラブにとって危険な賭けとなる可能性があると指摘している。

 4日にラファエル・ベニテス前監督を解任したマドリーは、新監督としてかつて同クラブで選手として活躍したジダン氏の就任を決定した。これまでBチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャを率いていたジダン監督だが、トップチーム、トップリーグでの監督経験は初めてとなる。

 自身もマドリーで選手・監督として過ごし、その後クラブ幹部を務めたバルダーノ氏は、スペイン『カデナ・セール』で古巣の人選について次のように語った。

「トップレベルでの経験不足を考えれば、リスクのある賭けだよ。ビッグネームの選手たちと向き合わなければならないことは彼自身が誰よりも分かっている。だが、お互いにサッカーをよく理解していることは彼にとってアドバンテージになることだ」

 ベニテス前監督は難しい状況の中で奮闘したが、期待された結果を出すことはできなかったと評している。

「(カルロ・)アンチェロッティの次にどの監督がレアル・マドリーにやって来たとしても難しかっただろう。ベニテスには、非常に自由なチームに対して彼の独特なアイディアや方法論を植えつけなければならないという難しさがあった」

「ベニテスの方法論は時間を必要とするものだったが、マドリーでは時間が与えられることはない。スペクタクルなサッカーができず、結果がついてこなければね。全員にとって不満なことだと感じられるよ。監督は仕事を完了させられなかったし、会長は別の期待を持って監督を雇っていた。誰も満足できないね」

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