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[選手権]前回準V前橋育英は8強で敗退…山田監督「サッカーは終わりじゃない」

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[1.5 全国高校選手権準々決勝 國學院久我山高 1-0 前橋育英高 ニッパツ]

「ポゼッション対プレッシング」。前橋育英高(群馬)の山田耕介監督がそう位置づけていた準々決勝は、ポゼッションを武器とする國學院久我山高(東京A)が勝利。埼玉スタジアム2002で行われる準決勝へと駒を進めた。

「ショートパスやポゼッションが久我山の選手は上手いので、それを連動したプレッシングで」対抗しようとした前橋育英。前半は押し込まれる我慢の展開となったが、チャンスはつくった。前半39分にはMF尾ノ上幸生(3年)のFKからDF吉田朋恭(3年)がヘディングシュートを放ったが、わずかに枠を外れてしまう。その1分後にはFW横澤航平(3年)のスルーパスに抜け出たMF大塚諒(2年)がGKとの1対1を迎えたが、GK平田周(1年)を抜けたシュートは、カバーに入っていたDF宮原直央(3年)にクリアされてしまった。

 後半12分にMF内桶峻(3年)に先制点を許した前橋育英は、その3分後には2試合連続ゴール中のFW馬場拓哉(2年)を投入。182cmのストライカーを活かしたパワープレーに出たが、追いつくことができないまま試合終了の笛を聞いた。「点を入れられた後は、うちのほうが体力があるので、(得点が)入る気配はあったんですけどね」。山田監督は視線を下に泳がせた。

 昨年度の選手権で準優勝した昨冬を経て新チームへ移行し、「最初はどうなるかと思ったんですけど、だいぶチームらしくなってきた」と1年を振り返った山田監督。「高校サッカーは終わりだけど、サッカーは終わりじゃない」。高校サッカーを卒業する選手たちに、エールを送っていた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
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