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本田が好機連発も途中交代…ミランの16年初陣は下位相手に手痛い黒星

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[1.6 セリエA第18節 ミラン0-1ボローニャ]

 セリエAは6日、第18節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは、ホームでボローニャと対戦し、0-1で敗れた。本田は右MFで先発し、後半20分までプレーしたが、得点を演出することは出来なかった。

 年末年始の中断期間を経て、リーグ戦が2週間半ぶりに再開された。本田は中断前の12月20日のフロジノーネ戦でリーグ戦12戦ぶりの先発出場。今季初のフル出場を果たすと、初アシストを記録し、勝利に貢献していた。

 年明け早々、イタリアメディアが共同通信に対する英語インタビューを使った記事を伝え、「本田が再びクラブを批判した」と大々的に取り上げたことが話題となったが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は、先発起用で背番号10への信頼を示した。

 本田が攻撃の起点になった。前半26分にはFWカルロス・バッカの鋭いスルーパスでエリア内に侵入。折り返したボールはGKのセーブに遭ったが、FWエムベイェ・ニアンのシュートに繋げる。同40分には本田のミドルがDFの網にかかるも、ニアンのドリブルからMFジャコモ・ボナベントゥーラがフリーでシュートを打つ。しかし、いずれもゴールネットを揺らすには至らなかった。

 後半に入っても本田は積極的な姿勢を見せる。2分には自らドリブル突破を見せると、右足でゴールを狙う。ただ、寄せられたDFに当たってシュートが枠外に外れてしまう。結局、本田は後半20分に1枚目の交代カードとして、FWアレッシオ・チェルチと交代。本田が引き上げる際にブーイングが飛んだが、本田は拍手で応じた。

 ミランは後半32分にカウンターからチェルチが抜け出すが、GKをかわすものの、まともにシュートに繋げられず。その流れでバッカがヘディングを枠内に飛ばしたが、直前のファウル判定によってゴールは認められなかった。
 
 すると後半37分、ボローニャはFWアントニー・ムニエの右クロスをFWエマヌエレ・ジャッケリーニが合わせる。GKジャンルイジ・ドンナルンマも体に当てたが勢いの方が勝り、先制点になった。

 結局、チャンスは作るものの、最後まで無得点に終わったミラン。16年初陣は15位と下位に低迷するボローニャ相手に手痛い敗戦、11月21日のユベントス戦以来の5戦ぶりの黒星となった。


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