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「一度は引退も考えた…」F東京GK権田が本田経営のホルンへ期限付き移籍

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 FC東京は9日、GK権田修一がオーストリア3部のSVホルンへ期限付き移籍することを発表した。期間は12月31日までとなっている。

 権田は昨年8月の東アジア杯に臨む日本代表に選出されながらコンディション不良で参加を辞退。その後、オーバートレーニング症候群と診断されたことが発表され、昨年7月29日のJ1仙台戦にフル出場したのを最後に公式戦から遠ざかっていた。

 SVホルンはミランMF本田圭佑の所属事務所であるHONDA ESTILO株式会社が経営権を持つクラブで、本田が実質的なオーナーを務めている。

 クラブを通じて権田は、「僕はFC東京の駒沢スクールに小学校3年生で入りました。約18年間、ずっとFC東京の恵まれた環境の中でプレーできたことで成長することができました。逆を言えば、僕はFC東京以外のチームを知りません。U-15からU-18、U-18からトップチームへ昇格して、進路を自分で決断することは一度もないサッカー人生を歩んできました。プロ生活10年目を迎えるこのタイミングで、サッカー人生で初めてチャレンジしてみたいと思い、今回の移籍を決断しました」と移籍の経緯を説明。

「昨年の7月にオーバートレーニング症候群と診断され、みなさんにはご心配をおかけしました。一度は引退する事も考えましたが、サッカーから離れてみたことで今はプレーしたい意欲が今まで以上に沸いています。この意欲を力に、欧州で一からサッカー人生を始めたいと思っています」と意気込みを語っている。

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