beacon

戻ってきたキャプテン…インフルから回復のMF遠藤「コンディションを整えることだけに集中」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 キャプテンがピッチに戻ってきた。インフルエンザを発症し、5日間隔離されていたU-23日本代表キャプテンのMF遠藤航(浦和)だったが、前日には熱が36度まで下がってチームメイトとともに食事をとり、ホテル内のジムで体を動かした。そして、9日に行われた午前練習ではピッチ上で約1時間半、仲間とともにトレーニングをこなした。

 まずはランニングで汗を流すと、スパイクに履き替えてボールを使ったトレーニングに移行。その後は4色のビブスを使って6対4のボール回しを行い、全体練習後にはMF大島僚太(川崎F)、MF矢島慎也(岡山)、MF豊川雄太(岡山)、DF山中亮輔(柏)とともに遠藤は直接FKのトレーニングをこなすなど、約1時間半汗を流して午前練習を終えた。 久し振りに練習に参加したこともあり、「やっと、久し振りにボールを蹴れたので嬉しい気持ち」と自然と笑顔を見せた。

 6日と7日には親善試合が行われ、「チームを離れることは決してプラスではありませんが、仕方がないと思っていたので休むことしか考えていませんでした」と遠藤不在のチームは2-1、2-0と2連勝を飾った。2連勝という結果を残したチームに対して「2勝したのは間違いなく、初戦に向けてポジティブになれます。チームも勝ったからと言って気持ちが高ぶるわけではなく、地に足をつけてしっかりやっている感じがしました」とキャプテンとして感じた、チームの雰囲気を話した。

 午前練習は他の選手と同じメニューをこなしたものの、午後練習に関しては「まだ、分かりません。与えられたメニューをやるだけです」と話すにとどまった。13日には初戦となる北朝鮮戦を迎える。キャプテンは「僕は初戦に向けてコンディションを整えることだけに集中すればいいと思うし、初戦に向けての気持ちの準備と、出る準備をしていきたい」と力強く語った。

(取材・文 折戸岳彦)

●AFC U-23選手権2016特集

TOP