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マドリー、2000年代の監督途中交代は6人目 ジダンが目指すべきは恩師デル・ボスケの軌跡

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 レアル・マドリーの指揮官となったジネディーヌ・ジダン監督は、10日のリーガ・エスパニョーラ第19節デポルティボ戦で初陣を迎える。2000年代、シーズン途中にマドリーの監督交代は6回目となるが、ジダン監督が目指べきは恩師ビセンテ・デル・ボスケ現スペイン代表監督の軌跡となりそうだ。スペイン『マルカ』が報じた。

 2000年代、マドリーは14回監督を交代したが、その内シーズン途中から指揮を執ったのはジダン監督含めて6人。残り5人はデル・ボスケ監督、ガルシア・レモン監督、バンデルレイ・ルシェンブルゴ監督、フアン・ラモン・ロペス・カロ監督、フアンデ・ラモス監督だ。

 以上の5人の監督の中で、唯一と言える成功を収めたのがジダン監督同様にマドリーの下部組織で指導を行っていたデル・ボスケ監督だ。1999-00シーズン、ジョン・トシャック監督に代わってトップチームの指揮を執ると、同シーズンにクラブ史上8度目のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を達成。その後には現役の選手だったジダン監督とともにリーガを2回、CLをもう1回制するなど、2000年代のマドリーにおいて最も輝かしい成績を残した。

 ジダン監督にとって、デル・ボスケ監督は自身のサッカー観に大きな影響を与えた人物でもある。元フランス代表MFは、過去に「デル・ボスケは完璧な監督だ。口数は少ないが、ときに大切なことを口にしてくれる。サッカーは彼のすべてだが、いつだって落ち着いているんだ」と発言していた。

 ジダン監督も口数が少ないことで知られるが、デル・ボスケ監督は理想的な模範そのものだろう。なおデル・ボスケ監督のマドリー指揮官としての初陣はリーガのデポルティボ戦で、結果は1-1の引き分けだった。

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