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[選手権]被シュート1本で今大会4度目の完封勝利、東福岡CB福地は「自分たちの引退試合」決勝を感謝して戦う

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[1.9 全国高校選手権準決勝 星稜高 0-2 東福岡高 埼玉]

 東福岡高は前回王者の星稜高をシュート1本に封じて完封勝利。これで今大会5試合で4回目となる無失点勝利を果たした。

 DFリーダーのCB福地聡太(3年)は「星稜は繋ぎながらシンプルに縦に入れてきたりとかいろいろな攻撃をしてくるので、それに対しての挟みこみだったり、集団でボールを奪うことを意識していました。押し込まれている場面があったんですけど、最後のシュートの場面とかで身体張れたんでシュート本数を減らすことができたのかなと思います。(3試合連続完封は)DFがというよりもチーム全体での中盤での潰しとかボールの取りどころとかが安定してできているんで、そのチームの意思統一が完封に繋がっているかなと思います」とチーム全体で狙いとしている守備ができたことを喜ぶ。

 観衆17,383人の埼玉スタジアムでの準決勝。当初は緊張もあったというが、「お互い声を出し合いながらできた」というCB児玉慎太郎(2年)とのコンビでも穴を開けず、唯一のシュートもミドルレンジからのもので決定的なシーンをつくらせなかった。それでも「まだまだな部分がまだ多いんで、決勝へ向けて修正できるところは修正したい。奪った後の繋ぎとか1対1の対応はまだ甘いところがある。修正したい」と気を引き締めていた。

 1月11日の決勝は今大会のファイナルマッチであると同時に彼ら3年生にとっては高校生活最後の公式戦となる。福地は「高校時代最後の試合というか、自分たちの引退試合でもあるので、それをこんな大きな舞台でできることに感謝しながら、みんなでやっていきたいと思います」。準決勝よりも多くの観衆が見守る中で戦うことになるであろう決勝戦。感謝の思いをプレーで表現して、勝利し、日本一を全員で喜ぶ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 吉田太郎)
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