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本田、同点弾アシスト!ミランが敵地でローマとドロー…16年初白星お預け

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[1.9 セリエA第19節 ローマ1-1ミラン]

 セリエAは9日、第19節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でローマと対戦し、1-1で引き分けた。本田は3試合連続で先発出場すると、後半5分にアシストを記録した。

 6日に行われた16年初戦でミランはボローニャに0-1で敗れた。中2日で迎えるリーグ戦。16年初白星を目指し、6日のキエーボ戦を引き分けた、こちらも初勝利を目指すローマと激突した。

 試合はいきなり動きを見せた。前半4分、ローマはMFミラレム・ピャニッチが右サイドからFKを蹴ると、ファーサイドに走り込んだDFアントニオ・リュディガーが左足で合わせて、幸先よく先制に成功する。ローマは同20分にもピャニッチの右CKをニアでリュディガーが頭で合わせるが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの手を弾いたボールはクロスバーを弾いて枠外に外れた。

 押され気味のミランだったが、後半に入ると一転、反撃に転じる。後半5分、FWカルロス・バッカからパスを受けた本田が右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで競り勝ったMFユライ・クツカが頭で合わせて同点。本田のアシストは2試合ぶり。昨年5月の2アシストに続くローマ戦の相性の良さを見せた。

 さらにミランは今冬の移籍市場で復帰を果たしたMFケビン・プリンス・ボアテングを後半12分にFWルイス・アドリアーノに代えて投入。ただ、同15分のオアテングのボールカットからのマイナスクロスにクツカが飛び込んだ場面は、シュートが枠上に外れる。同19分のバッカのミドルは、クロスバーを叩いて外れていった。

 ローマは後半25分にFWフランチェスコ・トッティを投入。スタジアムの空気から変化を求め、勝ち越し弾を奪いに行く。逆にミランは同34分にDFイニャツィオ・アバーテが負傷交代のアクシデント。同41分にMFジャコモ・ボナベントゥーラに代えてFWエムベイェ・ニアンを送り込み勝負に出る。この時点で本田の2試合ぶりのフル出場が確定。しかしこの後スコアが動くことなく試合は終了。ローマのルディ・ガルシア監督、ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督の周囲も騒がしくなっている中で行われたゲームは、勝ち点を分け合う結果に終わった。 


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