beacon

[選手権]「FC東京ダービー」制した!國學院久我山GK「バチバチだった」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.9 全国高校選手権準決勝 青森山田1-2國學院久我山 埼玉]

 國學院久我山高(東京A)のGK平田周(1年)が「FC東京ダービー」の勝利を喜んだ。

 國學院久我山は9日に行われた準決勝で青森山田高を2-1で下し、初の決勝に駒を進めた。この試合で両チームのゴールマウスを守ったGKはともにFC東京の下部組織出身。平田がFC東京U-15むさし、GK廣末陸(2年)がFC東京U-15深川出身で、中学時代は一緒に練習する機会もあったという。

 そんな2人は試合前のあいさつから「バチバチだった」と話す。「入場の時に話して、刺激されました。『絶対負けないからな』って言われました。『FC東京ダービーだな』って。確かに負けられないなと」。

 ただ試合には勝利した平田だが、やはりU-18日本代表にも選出される先輩守護神の存在感を改めて感じている様子。「個人的にはやることがいっぱいあると感じた。決定機で外させたのは彼のオーラというか、気持ちだったと思う」と敬服した。

 9日にSVホルンへの期限付き移籍が発表されたGK権田修一を筆頭に、FC東京には以前からGKが育つ土壌がある。そこから羽ばたいた後輩たちが、高校サッカー界でも存在感を示している。かつての恩師から連絡があり、「ユースに行けなかった選手が違う道で活躍しているのはすごいことだと言ってもらえた」と喜んだ平田。「大げさに言えば、これからの選手たちの未来を託されていると思う」と高校1年生とは思えない堂々とした口ぶりで話した。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)

▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」特設ページ

TOP