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マインツでの活躍で岡崎を忘れさせた武藤 シーズン後半戦へさらなる向上を誓う

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 ドイツ『キッカー』によると、昨シーズンまでマインツの得点源だった現レスター・シティFW岡崎慎司がほとんど話題に挙がらなくなった最も大きな理由は、FW武藤嘉紀がブンデスリーガ初シーズンで見せている活躍だという。

 武藤はFC東京での昨シーズン、日本代表の一員としてアジアカップにも出場。休養の時期がほとんどなかった2015年には「体力的には限界でしたね。正直、疲れ切っていました」と振り返っている。マインツでは加入以来公式戦ほぼ全試合に先発出場しているが、「負傷がなければ、それほど辛くはなかったですけどね」と足首や太ももに違和感を抱いていたことにも触れた。

 マインツのほかにもチェルシーやレバークーゼンが武藤の獲得を狙っていた。しかし、マインツのプレースタイルが自身にフィットすると昨年春に岡崎から助言を受けたこともあって、最終的に武藤はマインツへの移籍を選んだ。移籍金280万ユーロを支払ったマインツは当初、サイドの補強として武藤をチームに加えたが、現在は岡崎も担当していた最前線で起用している。

 自身の起用されるポジションでの動きについては「僕は小さい方ですから、ボールを受けてからなるべく早く(相手から)離れて、接触しないようにと心がけています」と武藤は説明。これまでマッチアップした中で最も厄介に感じた選手はボルシア・ドルトムントDFソクラティス・パパスタソプロスやヘルタ・ベルリンDFセバスティアン・ラングカンプだったとも話している。

 シーズン前半戦だけで7ゴール4アシストを記録した武藤だが、「もっとうまくやらなければいけませんでした」とこの数字には物足りなさを感じている様子だ。『キッカー』が先日発表したブンデスリーガのFWランキングでは7位にランクイン。武藤は「クラブの外からこのように評価してもらえるのは光栄です」と感謝しつつ、「チャンスはたくさんありましたので、もっと決めなければいけませんね」と向上心をのぞかせた。

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