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[選手権]決勝圧巻5発で2冠東福岡の“トリックFK”が「凄い」「面白い」と話題…中村主将「喜びを噛みしめたい」

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[1.11 全国高校選手権決勝 東福岡高 5-0 國學院久我山高 埼玉]

 第94回全国高校サッカー選手権の決勝戦が11日に埼玉スタジアムで行われ、夏の総体との2冠を目指す東福岡高(福岡)が國學院久我山高(東京A)に5-0で快勝し、1998年度大会以来、17年ぶりとなる冬の日本一に輝いた。頂点を決める一戦で圧倒的な強さを見せた東福岡だが、後半2分に見せた“トリックFK”が大きな話題を集めている。

 1点リードで折り返した直後に迎えたゴール前でのFKのチャンス。ボールをセットしたのは主将MF中村健人(3年)だったが、ボールを隠すようにDF児玉慎太郎、DF小田逸稀、MF鍬先祐弥の2年生トリオが肩を組んで一歩ずつ後ろに下がる。3歩下がったところで頭を下げてボールを通すコースを作ると、中村の蹴ったシュートはゴール左隅へ。壁に入っていた東福岡の選手たちも一斉にしゃがんだため、久我山GK平田周(1年)にとってシュートコースは完全に死角になっていた。

 これは夏の全国高校総体準決勝で対戦した立正大淞南高のFKをヒントにしたトリックプレーだったが、試合中からツイッターなどのSNSで動画が拡散。「凄い」「面白い」といったコメントが溢れた。試合後、インタビュー台に立った中村は、「(2冠を)したという実感はまだないが、これから少しずつ湧いてくると思う。喜びをしっかりと噛みしめたい」と充実感を語った。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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