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[選手権]相手キーマンを封殺し続けた自信…東福岡DF林「1点も取られていない」

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[1.11 全国高校選手権決勝 東福岡高 5-0 國學院久我山高 埼玉]

 夏のインターハイに続いて、冬の選手権でも決勝のピッチに立った東福岡高。右サイドバックのDF林雄都(3年)は、先発として大舞台に臨んだ。「インターハイは大会の入りが悪くて……」と回想する夏の苦い思い出。林は、2回戦、準々決勝では先発として出場したが、3回戦、準決勝ではDF福重達也(3年)が先発すると、市立船橋高との決勝では福重にスタメンの座を譲った。そして迎えた選手権、「その経験があったから、選手権はいい入りができた」林は、全試合フル出場で、チームの“夏冬連覇”に貢献した。

「リトリートするところはして、狭いスペースでも(ボールを)取る」と試合に入った東福岡は、素早い攻守の切り替えで人数を懸けてボールホルダーに襲いかかった。右サイドバックの林は、國學院久我山高(東京A)の中盤の左に入った対面のFW小林和樹(3年)に仕事をさせず、小林は前半43分でピッチを後にした。「今大会は自分がマッチアップする選手はキーマンが多くて。でも、そういう選手に1点も取られていないので、自信はついていきました」。c星稜高のMF阿部雅志(3年)、市立船橋のMF工藤友暉(3年)ら相手チームの攻撃の中心を担う選手に仕事をさせなかったことで、林は大会を進めるごとに手応えを強めていった。

「優勝は嬉しいですけど、自分たちの高校サッカーが終わったなという感じです」。喜びと同時に、寂しさも覚えているという背番号2は、「プロになれたら」と来春から近畿大学へと活躍の場を移す。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
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