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[選手権]「決めてやろう」東福岡DF小田は緒戦以来の得点不発も守備は手応え

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[1.11 全国高校選手権決勝 東福岡高 5-0 國學院久我山高 埼玉]

「ドリブルやパスが上手いチームだというのはわかっていた」と、國學院久我山高戦に向けた分析をしていた東福岡高のDF小田逸稀(2年)は、守り方に狙いを持っていた。「まずはインターセプトを狙っていたんですけど、もしできなかったらトラップした瞬間にボールを奪いにいくとか、優先順位を気にしながら守っていました」。

 全国高校選手権選手権決勝、東福岡の左サイドバックである小田がマークしたのは、FW内桶峻(3年)。青森山田との準決勝でも、右サイドをドリブルで切り裂いたプレイヤーだ。その内桶を封じるタスクを完遂できたか? との問いには「やれました」と即答。「8番にボールを持たせることは、ほとんどなかったと思います」。総体と選手権の2冠制覇を達成した“赤い彗星”の左サイドバックは胸を張った。

 東福岡が決勝までの6試合で奪った得点は「14」。そのうち、今大会初ゴールを奪ったのは、小田だった。MF中村健人(3年)の左CKからヘディングでゴールを挙げた。「ヘディングは得意なので、今日は絶対に決めてやろうと思っていた」。173cmと大柄ではないが、空中戦に強さを見せる背番号13は、5試合ぶりのゴールに闘志を燃やしていたが、2本のシュートはゴールマウスを捉えることはできなった。「ゴールを取れなかったのは課題です」と優勝の歓喜から1時間ほどで、反省点を口にした。

 1年時に選手権で優勝した小田は、2年時の今年、総体と選手権の2冠を達成した。「去年は1冠を獲って、今年は2冠獲ったので、来年は自分が引っ張って3冠獲ります」。残すタイトル、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015チャンピオンシップ奪取に向けて、力強く宣言した。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 奥山典幸)
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