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6大会連続五輪出場へ白星発進…U-23代表、DF植田が奪った虎の子の1点を守り抜く

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[1.13 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選GL第1節 U-23日本 1-0 U-23北朝鮮 グランド・ハマド・スタジアム]

 リオデジャネイロ五輪出場権獲得を目指すU-23日本代表は13日、リオ五輪アジア最終予選グループリーグ第1節でU-23北朝鮮と対戦した。前半5分にDF植田直通(鹿島)のゴールで先制した日本が1-0の完封勝利を収め、6大会連続五輪出場に向けて白星スタートを切った。日本は16日に行われるGL第2戦でタイと対戦する。

 4-4-2のシステムを採用したU-23代表はGKに櫛引政敏(鹿島)、最終ラインに右からDF室屋成(明治大)、DF岩波拓也(神戸)、植田、DF山中亮輔(柏)を配置。ボランチにMF遠藤航(浦和)とMF大島僚太(川崎F)、右サイドハーフにMF南野拓実(ザルツブルク)、左サイドハーフにMF中島翔哉(F東京)、2トップにFW久保裕也(ヤングボーイズ)とFW鈴木武蔵(新潟)を並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合をいきなり動かしたのは日本だった。前半5分にCKのチャンスを得ると、山中が左足で蹴り出したボールを、ファーサイドでフリーになっていた植田が右足で蹴り込んでスコアを1-0とした。幸先良く先制に成功した日本は同6分、南野のスルーパスに反応した鈴木がシュートまで持ち込むも、GKの守備範囲に飛んで追加点とはいかない。

 しかし、徐々に北朝鮮に押し込まれ始めると前半14分には右サイドのクロスの流れから決定機を創出され、キム・ヨンイルに左足シュートを放たれたが櫛引ががっちりキャッチ。直後にはユン・イルグァンにミドルシュートでゴールを脅かされたが、ボールは枠外に飛んだ。日本も同17分、山中が強烈なミドルシュートを枠内に飛ばしたもののGKに弾き出されてしまう。

 その後は北朝鮮にリズムを握られる日本だが粘り強い対応でゴールを守り続ける。だが前半45分に中島、遠藤とつないだボールから最後は久保が放った左足シュートがGKに阻まれるなど追加点は生まれず。前半は1-0と1点をリードしたまま折り返すことになった。

 後半立ち上がりこそ北朝鮮にゴールを脅かされる場面を作り出された日本だったが、後半10分に好機を生み出す。中島のパスから左サイドを駆け上がった山中のグラウンダーのクロスを久保が左足ダイレクトで合わせるも、ボールはポストを叩いてしまい2点目とはいかず。すると、同16分にはMFリ・ウンチョルに強烈なミドルシュートを放たれるが櫛引がストップして難を逃れた。

 押し込まれる時間帯が長くなる日本は後半17分に南野に代えてMF矢島慎也(岡山)を投入して、流れを変えようと試みる。さらに同32分には大島に代わってMF原川力(川崎F)がピッチへと送り込まれる。しかし、その後スコアは動くことがないまま試合終了のホイッスルが吹かれ、日本が1-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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