beacon

終了間際にアレンが同点弾! アーセナルとリバプールの激戦は3-3ドロー決着

このエントリーをはてなブックマークに追加

[1.13 プレミアリーグ第21節 リバプール3-3アーセナル]

 プレミアリーグは13日、第21節を行った。首位アーセナルリバプールの一戦は前半から激しい点の取り合いとなったが、後半45分にリバプールが追いつき、3-3の引き分けに終わった。

 序盤からボールを支配したホーム・リバプールが先制に成功する。前半10分、FWセオ・ウォルコットから高い位置でボールを奪ったリバプールが左サイドで細かくパスをつないでPA左からMFエムレ・カンが右足シュート。GKペトル・チェフが弾いたボールをPA右からFWロベルト・フィルミーノが左足でゴール右に流し込み、先手を取った。

 なかなかボールをつなぐことができないアーセナルだったが、ワンチャンスを生かして同点に追いつく。前半14分、FWジョエル・キャンベルのスルーパスをPA右からMFアーロン・ラムジーがダイレクトでニアに流し込み、1-1。アーセナルはファーストシュートで試合を振り出しに戻した。

 追いつかれたリバプールは前半19分、MFジェームズ・ミルナーの横パスをPA手前中央のフィルミーノが絶妙なトラップから素早く右足を振り抜く。DFのわずかな隙間を抜けたボールはGKチェフの横っ飛びも届かないゴール右隅に突き刺さり、2-1とリバプールが再び突き放した。

 アーセナルも必死に食らいつく。前半25分、左CKからラムジーがインスイングのボールを入れる。ニアに飛び込んだウォルコットの頭には合わなかったが、ジルが左足で合わせたシュートがGKシモン・ミニョレに当たってゴールに吸い込まれ、2-2と再び同点に追いついた。

 アーセナルは前半28分にも決定機が訪れたが、PA右へ抜け出したウォルコットの折り返しにフリーでジルが飛び込むも、無人のゴールに押し込むことができず、逆転のチャンスを逃す。リバプールもアディショナルタイム2分に右クロスの流れからフィルミーノが反転左足ボレーもクロスバーをかすめ、激しく点を奪い合った前半を2-2で終えた。

 お互いに選手交代なしで迎えた後半、立ち上がりからアーセナルが積極的に攻め込み、ついに逆転ゴールを挙げる。後半10分、DFエクトル・ベジェリンが右サイドを駆け上がり、マイナスの折り返しからキャンベルのラストパスは相手DFに当たりながらもジルへ通る。PA中央やや右でジルが後方へのトラップから反転して左足放ったシュートがゴール左隅に突き刺さり、3-2。首位アーセナルが逆転に成功した。

 その後は雨脚が強くなり、両チームともに疲れの色が見え始め、なかなかゴールを脅かす場面を作り出すことができない。しかし、終了間際に試合が動いた。後半45分、MFジョーダン・ヘンダーソンのフィードからFWクリスティアン・ベンテケがヘッドで落としたボールを途中出場のMFジョー・アレンが右足で蹴り込み、同点。劇的な展開でシーソーゲームは3-3の引き分けに終わった。


●プレミアリーグ2015-16特集

TOP