マインツのマルティン・シュミット監督は、FW武藤嘉紀が現時点でチームを去ることはないと信じている。だが、マンチェスター・ユナイテッドからの関心が噂されるなかで、プレミアリーグの資金力を警戒しているようだ。

　ヨーロッパ初挑戦ながらブンデスリーガでここまで7ゴールと活躍している武藤だけに、ビッグクラブからの関心も報じられつつある。特に噂されているのが、攻撃力不足が指摘されるユナイテッドからの興味だ。

　だが、ドイツ『ビルト』は、ユナイテッドの武藤に対する関心を報じるイギリスメディアの報道を伝えたうえで、ユナイテッドはマインツや武藤の代理人にコンタクトを取ってはいないとしている。

　シュミット監督は『ビルト』で、武藤について次のように述べた。

「ヨッシー(武藤)はマインツのことを、自身のキャリアの次のステップとして見ている。ここに来てからまだ半年しか経っていない。当面は我々の下でプレーし続けるだけ、彼は理性的だと思うがね」

　それでも、豊富な資金力を誇るプレミアリーグのビッグクラブが、狙った選手を何としてでも獲得してきた例は少なくない。シュミット監督は次のようにも続けている。

「だが、我々はイギリス人のことも知っている。(彼らが関係すれば)いつも急に何かが起き得るんだ」

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