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クロップ、ファーガソンの後継者候補だった 「接触があったが断った」

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 リバプールユルゲン・クロップ監督は、マンチェスター・ユナイテッドを率いる可能性もあったことが明らかになた。ユナイテッドから接触があったことを、本人が認めた。

 クロップ監督は17日、初めてリバプールのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドとの一戦に臨む。だが、もしかしたらこの試合で相手チームのベンチに座っている可能性もあったのだ。

 ドイツで名を上げたクロップ監督の下には、複数のオファーがあったと言われている。その中の一つに、ユナイテッドがあったのだという。会見で、以下のように話した。

「(ユナイテッドと)話し合いをした。たくさんのことを話したわけではないが、私にとってはたくさんの話し合いだった。話し合えたことすべてが、大変光栄なことだった」

「(ユナイテッドに興味を持たれた)そういう時期はあったが、ドルトムントを離れることができなかった。4月は、次のシーズンの計画を立てている最中だからね」

 4月というのは、おそらくアレックス・ファーガソン元監督の最後のシーズンの終盤、つまり2013年の4月ではないかと推測される。まだドルトムントに集中している大事な時期で、呼びかけに首を縦に振ることはできなかったようだ。

「実際のオファーのことは聞かなかった。だが、もしあったとしても、私は退団することはできなかった。まずはドルトムントでの仕事を終えなければならなかったし、ほかのことを考えるのはその次だった」

「おそらく賢いやり方ではないだろうが、これが私のやり方なんだ。もちろん、私はドルトムントに忠誠心を持っていた。マインツにいた頃と同じだよ」

 ファーガソン氏とは話をしたことがあるといい、「おそらく歴代最高の監督だろう。サッカー界のジョン・レノンのような存在だ」と称えている。

 一方、今回プレミアリーグ第22節で対戦するユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督については、「サッカーの特殊なアイディアを持っている」と警戒する。ともに今季乗り切れない9位リバプールのホームに6位ユナイテッドが乗り込む一戦だが、順位に関わらず激しい試合が期待できそうだ。

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