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U-23代表、2連勝で決勝T進出決定!! 攻守に圧倒でタイを4発撃破

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[1.16 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選GL第2節 U-23タイ 0-4 U-23日本 グランド・ハマド・スタジアム]

 リオデジャネイロ五輪出場権獲得を目指すU-23日本代表は16日、リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)グループリーグ第2節でU-23タイと対戦した。前半27分にFW鈴木武蔵(新潟)の得点で先制した日本は、後半4分にMF矢島慎也(岡山)、同30分と同39分にFW久保裕也(ヤングボーイズ)が加点。守備陣もタイに得点を許さずに4-0の完封勝利を収め、2連勝で早々と決勝トーナメント進出を決めた。日本は19日に行われるGL第3戦でサウジアラビアと対戦する。

 4-4-2のシステムを採用する日本は、初戦の北朝鮮戦から先発6人を入れ替え、DF奈良竜樹(川崎F)、DF亀川諒史(福岡)、MF矢島慎也(岡山)、MF豊川雄太(岡山)、MF原川力(川崎F)、FW浅野拓磨(広島)を先発起用。GKに櫛引政敏(鹿島)、最終ラインに右からDF室屋成(明治大)、DF岩波拓也(神戸)、奈良、亀川を配置。ボランチにMF遠藤航(浦和)と原川、右サイドハーフに矢島、左サイドハーフに豊川、2トップに鈴木と浅野を並べた。[スタメン&布陣はコチラ]

 勝利すれば決勝トーナメント進出が決まる日本は、序盤から決定機を創出する。前半6分、左サイドから豊川が送ったクロスに対してゴール前に走り込んだ矢島がダイレクトで合わせたシュートは、ゴールマウスを捉えたもののKソンポーン・ヨスに弾き出された。さらに同8分には矢島の浮き球のパスからPA内に進入した浅野が左足シュートで狙うもポストに弾かれ、同9分には右サイドの室屋のグラウンダーのクロスの流れから豊川が決定的なヘディングシュートを放ったがクロスバーに弾かれて先制点を奪うには至らなかった。

 だが、その後も攻勢を掛け続けると前半27分に先制点を叩き込む。センターサークル付近で矢島からボールを受けた遠藤が前線に送ったボールに鈴木が反応すると、ヘディングで落ち着かせたボールを右足の豪快なシュートでネットに突き刺し、スコアを1-0とした。

 1-0とリードしたまま後半を迎えると、日本は鈴木に代えてFWオナイウ阿道(千葉)を投入する。すると後半4分、右サイドから展開されたボールが左サイドまで流れると、敵陣深くまで突破した原川のクロスを矢島がヘッドで叩き込んでリードを2点差に広げた。

 2点をリードした日本は直後にタイに好機を創出される。後半9分にはPA内で亀川がファウルを犯してPKを献上するも、MFティティパン・プアンチャンのシュートはクロスバーを叩き、同10分には至近距離からFWチェンロップ・サンファオディが放ったシュートを櫛引が弾き出すなどタイに得点を与えない。

 後半25分には浅野に代えて久保を投入。すると後半30分、攻撃参加した岩波のスルーパスから完全に抜け出した久保が決定機を迎えると、右足で放ったシュートは相手GKに当たりながらもゴールマウスに吸い込まれて3点目が生まれた。同33分には矢島に代えて最後のカードとなるMF南野拓実(ザルツブルク)をピッチへと送り込む。

 後半38分にはオナイウのパスから抜け出した久保がPA内でファウルを誘ってPKを獲得すると、自らが落ち着いて決めてリードは4点差に。その後もタイに反撃を許さずに4-0の完封勝利を収めて、2連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)

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