元レアル・マドリー監督のファビオ・カペッロ氏は、マドリーの新たな指揮官に就任したジネディーヌ・ジダン監督を称賛し、チームをチャンピオンズリーグ(CL)優勝へ導くことも可能だと語った。

　解任されたラファエル・ベニテス監督の後を受け、Bチームにあたるレアル・マドリー・カスティージャから昇格したジダン監督は、初采配となった9日のリーガ・エスパニョーラ第19節デポルティボ戦に5-0の快勝を収めた。17日にはホームでのスポルティング・ヒホン戦に臨む。

　CLではベスト16進出を果たしながらも、リーガでは宿敵バルセロナやアトレティコ・マドリーに遅れを取っているマドリーだが、ジダン監督の下で調子は上向くはずだとカペッロ氏は『フォックス・スポーツ』のインタビューに語った。

「ジダンには偉大な監督になれる可能性がある。Bチームで素晴らしい結果を残したわけではないが、リーグ首位に戻ることも、そしてCLで優勝することもできるようなカリスマ性が彼にはあるからだ」

　2シーズン前にマドリーを欧州の頂点に導いたカルロ・アンチェロッティ氏からの指導がジダン監督を成長させたとカペッロ氏は考えている。

「アンチェロッティが率いてマドリーがCLで優勝したとき、ジダンはアシスタントを務めていた。アンチェロッティは彼にとって素晴らしい教師でもあったと思う」

「アンチェロッティは間違いなく世界最高の監督の一人であり、彼からは多くのことを学ぶことができる。特に、(クリスティアーノ・)ロナウドや(カリム・)ベンゼマなどの大物選手をどう管理し、彼らが常にプロジェクトの中心にいると感じられるようにするかをね」

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