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ジダン:「“BBC”は守備の必要性を理解している」 チームの課題は「フィジカル面の改善」

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 17日のリーガエスパニョーラ第20節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのスポルティング・ヒホン戦を5-1で制した。試合後会見に出席したジネディーヌ・ジダン監督は、全得点を決めた前半のプレーに手応えをつかんでいる様子だ。

 スペイン『マルカ』がフランス人指揮官のコメントを伝えた。

「実際、我々は前半をとても素晴らしいものとした。選手たちは気持ちが入り、しっかり集中していたよ。我々には試合に臨む準備ができていたし、このような結果となったことに満足している」

 ジダン監督は一方でチームが改善される必要性も説き、以前に報道された通り、フィジカル面の改善は急務としている。

「プレーは常に改善できるが、今日の前半はスペクタクルだった。だが改善は可能であり、これからそうしていくよ。特にフィジカル面に関しては、改善の余地が大きく残されている」

「我々は勝利を手にしていくことを望んでいる。が、すべてが決するシーズンの終わりに、良い状態でたどり着くことが必要だ。我々はフィジカル面を向上していかなくてはならない。フィジカル面が改善すれば、ボールを使ったプレーも良くなるはずだ」

 負傷退場を強いられたMFガレス・ベイル、FWカリム・ベンゼマについては、次のように語っている。

「カリムはただ打撃を受けただけで、そこまで悪い状態にはない。ガレスはもっと難しく、左足ふくらはぎの負傷だ。明日の検査結果まで待たなくてはならないが、軽傷であることを願うよ」

 この試合ではベンゼマ、ベイル、FWクリスティアーノ・ロナウドの“BBC”が、いずれも得点を決めるなど躍動を見せた。しかしながらジダン監督は、何よりも守備での貢献に喜びを感じているようだ。

「3人とも、とても良い調子にあるということだろう。別に驚きではないよ。彼らはボールを持ったときだけではなく、守備面でもよく働いてくれた。攻撃ではいつも打撃を与えているわけだし、それこそが重要なことだ。素晴らしい働きを見せてくれたよ」

「ボールを持っていないときには、守備に回らなくてはならない。我々は11人対11人で試合をしているわけだからね。前線の3選手が実践したことは……、ああすればライバルが困難に陥るということだ。彼らも全員で走り、守備をすれば、全員が簡単にプレーできるということを確信している」

 この試合でもMFイスコを先発で起用し、MFハメス・ロドリゲスをベンチに置いたことについて問われると、こう返した。

「現在はイスコが先発で、途中からハメスを起用している。私にとって最も難しいのは試合前日にチームを決めることだが、それが自分の背負う責任であり、決断を下していかなければならない。誰もが出場を望んでいることは理解している。けれども重要なのはチーム、グループなんだよ」


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