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現役引退のラウル、レアル指揮官就任は? 「今は自分のやりたいことをやる時間」

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 昨年11月に現役引退したFWラウル・ゴンサレスが『バニティ・フェア』のインタビューに応じた。その内容をスペイン『マルカ』が伝えている。ラウルはこれまでのキャリアを振り返ると当時に、今後についても言及した。

 レアル・マドリーの“後輩”であるFWクリスティアーノ・ロナウドについて「究極のフィジカルモンスターであり、素晴らしい男だ。彼とはファンタスティックな関係を築いているよ」と称えたラウル。

 ライバル・バルセロナに関しては「母とバルセロナにはこれまで何千回と行ったけど、そこにいる人々は僕らを熱く歓迎してくれた。ライバル意識があるからどちらのクラブも強くなっている。バルセロナにはR・マドリーが必要だし、逆もしかりだ。どちらにせよ、バルセロナはスペインのクラブだ。僕は公的にそう言って何の問題もないと思っている。なぜ他のチームの不幸を願わなければならないんだい? それでは僕らしくない」と自身の言葉で語った。

 ラウルは2012年5月にシャルケからアル・サッドへ移籍し、カタール挑戦を果たした。その決断には現役晩年をカタールで過ごしたジョゼップ・グアルディオラ監督のアドバイスがあったといい、両者はバルセロナとレアルと育った環境はライバル関係にあれど、友好的な関係を築いているといわれている。

 グアルディオラ監督との関係性について話したラウルは「僕らはどちらもサッカーが大好きだった。良いライバル意識があった。後のプジョルやシャビに抱いたのと同じようにね。ペップも僕も同じチームでプレーしていた。関係はいつも良好だよ。彼は歴史に残る監督だ」とコメントした。

 今後はジネディーヌ・ジダン監督のように、指揮官としてレアルへ戻ってくることが期待されるが、ラウル本人は「みんな僕にそう言ってくるんだ。プレッシャーをかけたいんだろうね。僕は自分のペースでやっていこうと思っている」と冷静にコメント。

「サッカーについてもっと色々なことを学ぼうという学術的なプランがあるんだ。スポーツマネジメントだとか、ビジネスの観点からね。今はなんのプレッシャーも受けず、自分のやりたいことをやる時間だよ。その後、数年したらR・マドリーに戻りたいと思っている」と展望を明かした。

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