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ジダンに好感触のモドリッチ、バイエルン移籍を否定

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 レアル・マドリーMFルカ・モドリッチは、ジネディーヌ・ジダン監督の下で学ぶことに意欲的だ。カルロ・アンチェロッティ元監督への敬意は変わらないが、バイエルンに移籍することはないと話している。

 昨季でマドリーを去ったアンチェロッティ氏は、今季限りでバイエルンを退団するジョゼップ・グアルディオラ監督の後任に就くことが決まっている。マドリー時代に良い関係を築いた選手たちの“引き抜き”も噂され、モドリッチもそのターゲットの一人と言われている。

 だが、モドリッチは母国クロアチアの『Sportske Novosti』で、次のように述べた。『ESPN』やスペインメディアが伝えている。

「メディアが報じただけだ。噂でしかない。アンチェロッティ監督はすべての選手と素晴らしい関係にあった。彼がいたとき、僕らは素晴らしい結果を残したね。アンチェロッティ監督とはコンタクトを取っているよ。でも、彼が僕のバイエルン移籍について話したことはない。僕は(2018年までの)契約が終わるまでここにいるつもりだ。僕はほかのクラブのことを考えていない」

 マドリーはラファエル・ベニテス前監督を解任し、ジダン監督を招へいした。クラブのレジェンドの指導に、モドリッチは満足しているようだ。

「アンチェロッティ監督との1年目は素晴らしかった。今もジダン監督になって同じだよ。彼には彼のアイディアとメソッドがあるからだ。まだ始まったばかりだけど、彼はコンパクトなチームにすることを望んでいると明確にした」

「彼のカリスマ性は僕らにとって非常に重要だ。歴史に残るレジェンドの一人であり、彼が話せば全員がそれを吸収したいと思っている。彼は無駄なことを言わず、はっきりと言ってくるんだ」

 ベニテス氏の下ではうまくいかなかったというモドリッチは、プレシーズンのツアーにも原因があると話している。

「僕らはマドリーに期待される結果を出せなかった。こういうクラブでは(監督交代は)避けられない。それぞれの意見があるけど、僕はフィジカルコンディションがフィットしていなかったと思うんだ。オーストラリアや中国に移動して、練習できていなかった」

「(ベニテス氏とは)互いに敬意を払っていた。初日から、すべてがプロフェッショナルだったよ。彼はチームのために全力を尽くした。残念だけど、これが人生だ。僕は彼の今後の幸運を祈る」

 クラシコでバルセロナに大敗したことはやはりショックだったようだが、モドリッチは今季後半戦での巻き返しに意欲を見せた。

「初めてクラシコで屈辱を味わった。クラシコで負ければ、簡単じゃない。でも、起きてしまったことだ。僕らは前進しなければいけない」

「僕らは過去2年、(リーガエスパニョーラのタイトルに)近かった。シーズンは長い。今季優勝するチャンスはある」

 チャンピオンズリーグについては、次のように述べた。

「有利な候補は3つだと思う。バイエルン、バルセロナ、そして僕らだ。それからパリ・サンジェルマンやマンチェスター・シティがいるね」


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