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U-23代表は3連勝で決勝Tへ…決勝アシストのMF南野「今までの悔しい思いをぶつけたい」

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[1.19 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選GL第3節 U-23サウジアラビア 1-2 U-23日本 スハイム・ビン・ハマド・スタジアム]

 初戦の北朝鮮戦以来、2試合ぶりのスタメンとなったMF南野拓実(ザルツブルク)が得点とはならなかったが、アシストでチームに貢献した。1点リードで迎えた後半8分、右サイドに開いてボールを受けた南野が中央に切れ込むと、ラストパスをMF井手口陽介(G大阪)が右足で流し込み、これが決勝点となった。

 前半23分にPA右からチャンスも決めきれなかった南野はこの場面も得点を狙っていた。「チームとしても2点目が欲しい状況だった。ギリギリまでシュートを打とうと思っていたが、フリーの味方(井手口)がいて、最後はパスを出して決めてくれたので良かった」と、冷静な判断が得点へとつながった。

 すでにグループリーグ首位突破を決めているU-23代表は第2節タイ戦から先発10人を入れ替えて、サウジアラビア戦に挑んだ。前半こそスピードを持ち味とする相手に裏を突かれる場面もあったが、後半はPKで失点したものの、ほとんどチャンスは作らせなかった。南野もメンバーを代えながら3連勝できたことに手応えを感じているようで、「それが僕たちの強み。誰が出ても同じクオリティでプレーできることを証明できた」と胸を張る。

 U-23代表は22日に準々決勝でイランと対戦する。ここからは負けたら終わりの決勝トーナメントに突入する。「3戦全部勝って決勝トーナメントに行くことは僕たちにとってプラスのことだったので良かったと思います。今までアンダーカテゴリーで悔しい思いしてきた分、このトーナメントに掛ける思いは、個人的にも強い気持ちがあるので、その気持ちをぶつけたい」。海外で成長を続ける背番号18が決勝トーナメントで輝きを放ち、リオ五輪へと導く。

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