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負けたら終わりの決勝Tへ…手倉森監督「サッカー人生で一番大切な10日間になる」

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 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)を戦うU-23日本代表はサウジアラビアを2-1で下してグループリーグ3連勝を飾った翌20日、準々決勝イラン戦に向けてトレーニングを行った。

 前日のサウジアラビア戦に先発出場した11選手はランニングなどで汗を流し、控え組はミニゲームやPK練習をこなした。負傷により軽めの調整が続いていたDF室屋成(明治大)は全体練習に復帰して、控え組とともにトレーニングを消化。だが第3戦サウジアラビア戦の前日練習を股関節痛のため、「一日安静。強制安静」(手倉森誠監督)したFW鈴木武蔵(新潟)はこの日も別メニュー調整が続いた。

 鈴木に加え、負傷明けのDF松原健(新潟)のコンディションは気になるところだが、指揮官は「負ければ終わりなので、彼らは出る覚悟を持っているだろうし、やらせるぞと声を掛けている」と明かした。

「間違いなく、あと10日で世界に挑戦できるかが決まります。ここを契機にA代表に成長した先輩を見たら、彼らのサッカー人生の中で一番大切な10日間を過ごすことになる」

 必ずリオ五輪への切符を獲得するため、総力戦で決勝トーナメントに臨むU-23日本代表は、22日にベスト4を賭けてU-23イラン代表と対戦する。

(取材・文 折戸岳彦)

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