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マリのドルトムント行きに難色のマインツ、宇佐美獲得は見送りか

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 今冬、マインツが獲得に動いていると報じられたガンバ大阪FW宇佐美貴史だが、話は見送られたのだろうか。ドイツ『キッカー』は、マインツによるFW武藤嘉紀に続く日本代表アタッカーの獲得は、すでになくなっていると報じた。

 マインツでは現在、武藤と並んで得点源となっているMFユヌス・マリの去就が騒がれている。ドルトムントが獲得を狙っており、すでに移籍金1200万~1300万ユーロ(約15億3000万~16億6000万円)のオファーを提示したという報道もあった。

 だがマインツ側は、マリの代役となる選手を見つけることを取引の条件としているが、そうした人材は依然として確保できていないようだ。先日、2軍にあたるU-23チームからMFフィリップ・クレメントをトップチームに昇格させたが、ゆっくりとブンデスリーガになじませる予定で、即戦力とは考えていないという。

 またマインツは、他クラブから加入した新戦力には通常、少なくとも半年間ほどの順応期間を与えることを重視しており、冬の移籍市場で選手を獲得しても、即時の活躍を求めてはいない。『キッカー』によれば、この方針に沿ってマインツは、宇佐美の獲得をしばらく前に見送ったとみられる。

 さらに『キッカー』は、マリが移籍した場合に代役を務めるのは宇佐美ではなく、武藤がポジションを下げて対応するかもしれないとの考えも伝えている。ただ、その場合でも武藤がプレーしていた最前線の穴を埋める必要が生じる。いずれにしてもマインツ側は難色を示しているが、ドルトムントはマリの契約に盛り込まれている、今夏に行使可能となる契約解除条項を使っての獲得を目指しているようだ。

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