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長谷部が起死回生のクリア、フランクフルトはマイヤーのハットで乱戦制す

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[1.24 ブンデスリーガ第18節 フランクフルト3-2ボルフスブルク]

 ブンデスリーガは24日、第18節3日目を行い、MF長谷部誠の所属するフランクフルトはホームでボルフスブルクと対戦し、3-2で競り勝った。長谷部は右サイドバックでフル出場。今季2度目の連勝に貢献した。

 フランクフルトは今冬に長春亜泰(中国)から完全移籍で加入し、約1年半ぶりのブンデスリーガ復帰を果たしたMFサボルチ・フスティが左サイドハーフでさっそく先発出場。しかし、前半はアウェーのボルフスブルクが完全にゲームを支配し、立て続けに決定機をつくった。

 ボルフスブルクは前半15分、左サイドをえぐったDFリカルド・ロドリゲスのマイナスの折り返しにFWマックス・クルーゼが左足で合わせるが、惜しくもゴール左へ。それでも同25分にはリカルド・ロドリゲスの右FKにファーサイドから走り込んだDFダンテが体を伸ばして左足で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 前半を1点ビハインドで折り返したフランクフルトは後半開始からFWハリス・セフェロビッチに代えてMFマルコ・ファビアンを投入。今冬にグアダラハラ(メキシコ)から獲得したメキシコ代表MFがブンデスリーガデビューを果たすと、徐々に反撃に出た。

 後半開始早々の1分、左クロスにMFシュテファン・アイグナーが頭で合わせるが、GKがセーブ。後半4分にはフスティが直接FKを狙ったが、わずかにゴール右へ外れた。すると後半22分、左クロスをアイグナーが頭で落とし、FWアレクサンダー・マイヤーが右足ボレー。豪快にゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いついた。

 勢い付くフランクフルトは後半28分、中盤でのインターセプトから前線のアイグナーにつなぐと、こぼれ球をマイヤーが右足で蹴り込み、2-1と逆転。しかし、ボルフスブルクも同34分に途中出場のDFセバスティアン・ユングが右サイドから折り返したボールをFWアンドレ・シュールレが右足で流し込み、すぐさま2-2の同点に追いついた。

 ボルフスブルクは後半45分、MFビエリーニャがPA内に抜け出す決定機を迎え、ループシュートでGKの頭上を越したが、カバーに入った長谷部が起死回生のクリア。すると後半アディショナルタイム、フランクフルトは左サイドでスローインを受けたファビアンが個人技で突破し、クロスのこぼれ球をマイヤーが左足で押し込んだ。

 マイヤーのハットトリック達成となる劇的な決勝点で3-2で競り勝ったフランクフルト。ウインターブレイク明けの後半戦初戦を制し、昨年9月以来となる連勝を飾った。一方のボルフスブルクは今季初の連敗で5試合勝ちなし(2分3敗)となった。

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