beacon

満身創痍の手倉森J…MF遠藤ら4選手はイラク戦に出場微妙か!?

このエントリーをはてなブックマークに追加

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(AFC U-23選手権)を戦うU-23日本代表は、26日に決勝進出、そしてリオ五輪出場を懸けて準決勝イラク戦を迎える。

 グループリーグ3連勝、準々決勝イラン戦を延長戦の末に3-0で制して勢いに乗る手倉森ジャパンだが、不安要素もある。24日に行われたトレーニングではMF遠藤航(浦和)が左足付け根、DF亀川諒史(福岡)が左足ハムストリングに違和感があり、MF豊川雄太(岡山)は腰の張りを訴えて別メニュー調整。さらに発熱でイラン戦をメンバー外となったMF井手口陽介(G大阪)は回復傾向にあるものの、引き続きホテルで静養することになった。

 25日に公式記者会見に出席した手倉森誠監督は「試合を目指して調整していますが、昨日の時点で試合(準決勝イラク戦)に出場できない選手が3人くらいいます」と明かし、遠藤、豊川、井手口と3名の名を挙げ、準決勝の出場が微妙であることを示唆。さらに亀川に関しても「どうかという話」と語っている。

 実際に前日練習でも公開された冒頭25分では豊川は別メニュー。遠藤はボールを使ったトレーニングには参加せず、亀川と久し振りにピッチに姿を現した井手口もその後、全体練習を離れている。

 GL第2戦タイ戦で股関節痛となったFW鈴木武蔵(新潟)も24日に、8日ぶりに全体練習に合流したばかり。準々決勝イラン戦を前に負傷した鈴木に関して、指揮官は「負ければ終わりなので、試合に出る覚悟を持っているだろうし、やらせると声を掛けている」と話していたように、決勝進出と五輪出場が懸かる大事な一戦に向けて、負傷を抱える選手も強行出場させる可能性はあるだろう。

 満身創痍の手倉森ジャパンは、過去2戦2敗と苦しめられたイラクから勝利をもぎ取り、決勝進出、そして五輪出場を決めることができるだろうか。

(取材・文 折戸岳彦)

●AFC U-23選手権2016特集

TOP