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バイエルンに“スパイ”? ラームは「いつものこと」と気にせず、一方ロッベンは憤り…

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 バイエルンに、内部情報をメディアに流す“スパイ”がいるのかもしれない。DFフィリップ・ラームら選手たちは、その報道についてそれぞれ異なる反応を示している。

 ドイツ『キッカー』は先週、バイエルンの“ある選手”が、チームの雰囲気について「良くない」と話していたことを伝えた。雰囲気が悪い理由には、負傷者の多さと、チームの面々とジョゼップ・グアルディオラ監督の関係を挙げていたそうだ。

 グアルディオラ監督は先日の会見で、この報道への苛立ちを感じさせつつ、ミーティングの内容が「すぐにメディアに伝わることは分かっている」と発言。だが選手たちとはオープンにコミュニケーションを取っていることも強調した。

 1月31日に行われたブンデスリーガ第19節のホッフェンハイム戦後には、選手たちも『キッカー』の報道について言及。主将を務めるラームは、もちろん内部の情報が公に伝えられることを好んでいない様子だ。ドイツ『AZ』によると、次のようにコメントしている。

「残念なことだけど、こういうことは過去にもあったし、これからもあり続けることだよ。僕たちは可能な限りのタイトル獲得を目指している。そのために役立つことではないね。でも大事なのは、チームが機能し、みんなが監督に従うこと。確実にそうしているし、今日は苦しまずに勝利を収めることができた。それが一番だよ」

 またFWトーマス・ミュラーは“スパイ”の存在を疑いつつも、プレーに影響しない限り、問題にはならないことを主張している。

「優れたジャーナリズムだね。”スパイ”なんて、そう簡単に見つけることはできないものだよ。外野がチーム内の雰囲気を壊そうとしているだけだ。だから、今日の勝利は良いタイミングだったね」

 一方でFWアリエン・ロッベンは、過去の経験から”スパイ”が実際に存在するとして、憤りを露わにした。

「僕はチェルシーレアル・マドリーにも在籍したが、それはどこでも起きることだ。恥ずべきことだよ。そういったことをする選手には、自分自身を見つめ直してほしい。その選手こそが、最も恥を感じるべきなのだからね」

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