[2.2 プレミアリーグ第24節 レスター2-0リバプール]

　プレミアリーグは2日、第24節を行った。FW岡崎慎司が所属するレスター・シティはホームでリバプールと対戦。FWジェイミー・バーディの2試合連続ゴール含む2得点で、レスターが2-0で勝利をおさめた。前節の途中交代で怪我が心配された岡崎は大事に至らず、この試合でも先発出場。得点こそなかったが、後半42分まで前線からのチェイジングなどで勝利に大きく貢献した。

　プレミアリーグにおいて、2月を首位で迎えたチームは過去11シーズン連続で優勝している。その条件を満たしたレスターは、今節を皮切りに6日にシティ、14日にアーセナルと優勝へ向けて厳しいカードが続く。レスターが中9日でこの試合を迎えたのに対して、リバプールはキャピタル・ワン杯とFA杯の2試合をこなし、ターンオーバーで主力は1週間ほど休むことができたが、過密日程による疲労が心配される。

　試合は開始早々にお互いにチャンスを作ったが、両守護神が得点を許さない。前半9分、中盤でボールを奪ったレスターはバーディが左から上げたクロスを岡崎がヘッドで合わせるもGKシモン・ミニョレに防がれる。11分には、リバプールもMFジェームズ・ミルナーの浮き球パスをPA左からMFジョーダン・ヘンダーソンがヘッドで中央に落とし、MFエムレ・カンがフリーで右足ボレー。決定機だったが、GKカスパー・シュマイケルに至近距離で防がれ、先制点とはならない。

　主導権はリバプールが握り、相手陣内でパスを回すもなかなかレスターの守備を崩し切るには至らない。逆にレスターは前半35分、バーディがドリブルで持ち込み、DFデヤン・ロブレンにカットされたボールからMFリヤド・マハレズが思い切りよく左足を振り抜く。やや遠い位置からのシュートはしっかり枠を捉えていたが、GKミニョレの左手一本に阻まれ、前半をスコアレスで折り返した。

　前半と違ってオープンな展開となった後半戦。お互いに最後のところで体を張り、なかなかエリア内でシュート打たせない。それでも試合を動かしたのは好調レスターだった。後半15分、自陣でボール奪ったレスターはマフレズが前線のスペースへ大きく蹴り出し、これに反応したバーディがPA右角の手前からGKミニョレの位置を確認して右足を振り抜く。意表を突いたシュートがGKミニョレの頭上を越えてゴールネットに突き刺さり、レスターが均衡を破った。

　さらにレスターは後半26分、岡崎が放ったシュートが相手DFに当たってエリア内のバーディの足もとへ転がり、バーディが左足で流し込み、追加点。その後も粘り強い守備でリバプールに得点を与えず、そのまま2-0で試合を終えた。強豪3連戦の初戦を白星で飾ったレスターは2連勝で首位をキープしている。

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