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クロップ、ヒディンク、ペジェグリーニ…中国の“爆買い”にプレミアの監督たちは何を思う?

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 移籍市場で中国勢が猛威をふるっている。近年、移籍市場の主役といえば、莫大な放映権収入があるプレミアリーグだったが、この冬はイングランドのクラブでも中国にターゲットを奪われてしまった。プレミアリーグの監督たちが、中国の“爆買い”について自身の見解を述べている。

 リバプールは、26歳のMFアレックス・テイシェイラの獲得を狙っていたが、5000万ユーロ(約65億円)の移籍金で江蘇蘇寧に移籍している。ユルゲン・クロップ監督は、「中国は新たな挑戦者になるかもしれない」と述べた。

「人々はイングランドの経済力を口にする。放映権料があるし、実際にこうだからね。中国は新たな挑戦者になるかもしれない。まあ、分からないけれどね」

「26歳でそういったオファーを受けたら、おそらく誰だって考え込むだろう」

 MFラミレスが江蘇蘇寧に移籍したチェルシーのフース・ヒディンク監督は、中国サッカーの意思を感じている。

「懸念材料だ。中国が本気で国際的にサッカーに関わって、サッカー界に認められようとする意思を示すものだね」

「特定のケースは分からないが、ラミレスの件に関しては、すごいオファーを受け、我々全員が合意したと認めることができる」

 プレミアリーグの中でも圧倒的な資金力を持つマンチェスター・シティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、選手獲得以外の要素を見守る考えだ。

「中国がどのようにサッカーを受けとめ、どう成長させていくかは、これから分かる。サッカーは選手を買うだけではない。自身のポテンシャルを引き出すためにたくさんのことをしなければいけない。私はそう思うよ」

 ビッグネームが集まれば、ほかのビッグネームも興味を持つかもしれない。しばらくは中国勢の動きから目が離せない。
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