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最下位ハノーファーは武藤先発のマインツに敗れ泥沼6連敗…山口は前半途中で交代

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[2.6 ブンデスリーガ第20節 ハノーファー0-1マインツ]

 ブンデスリーガは6日、第20節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツは敵地でDF酒井宏樹、MF山口蛍、MF清武弘嗣の所属するハノーファーと対戦し、1-0で競り勝った。武藤、酒井、山口の日本人3選手が先発し、武藤は後半30分までプレー。酒井はフル出場したが、山口はプレーに精彩を欠き、前半35分に交代した。負傷離脱中の清武は欠場している。

 序盤からアウェーのマインツが試合の主導権を握り、最下位に低迷するハノーファーを押し込んだ。前半24分には浮き球のパスに反応した武藤が左サイド深い位置へ切れ込み、マイナスのクロス。逆サイドで受けたMFクリスティアン・クレメンスの折り返しをMFハイロ・サンペリオが右足で流し込み、先制点を奪った。

 前節のレバークーゼン戦(0-3)でブンデスデビューした山口は中盤の右サイドで2試合連続の先発出場を果たしたが、味方とかぶってボールを失い、カウンターのピンチを招くなどプレーの精彩を欠く。ミスも相次ぎ、試合の流れに乗れないまま前半35分に途中交代となった。

 苦しい状況のハノーファーだが、1点ビハインドで折り返した後半は徐々に反撃に出る。後半25分、酒井のアーリークロスをFWアルトゥル・ソビエフが頭で落とし、FWウーゴ・アルメイダがシュート。酒井の積極的な攻撃参加が決定機を演出したが、フィニッシュの精度を欠き、ゴール左に外れた。

 後半35分にはアルメイダが左足で強烈な直接FKを放つが、マインツGKロリス・カリウスが鋭い反応で弾き出す。マインツも後半45分、クレメンスの右足ミドルがクロスバーを直撃し、追加点はならず。それでも1-0のままタイムアップを迎え、2連勝を飾った。

 ハノーファーは最後まで必死の反撃を試みたが、1点が遠く、2試合連続の無得点。今季ワーストとなる泥沼の6連敗を喫し、最下位に沈んでいる。

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