beacon

[MOM1701]本庄一FW小林祐太(2年)_普通「対応できない」ようなスピード、決定力で2得点、7戦連発!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.7 埼玉県高校新人大会準々決勝 本庄一高 4-3 浦和南高 西武台高第2G]

「スピードとシュート」という武器を遺憾なく発揮した。本庄一高は50m走6秒ジャストの俊足FW小林祐太(2年)が2得点1アシストの活躍。チームを見事に逆転勝利へと導いた。

 まずは前半12分、相手GKが頭でクリアしたボールを競り合いながら上手くキープすると、GKが戻りきる前に右足シュート。「(GKの位置は)あんまり見えていなかったです」という小林だが、振り向きざまに放った一撃で先制点をもたらす。チームは後半開始直後の連続失点によって逆転されたものの、それでも小林の突破力と決定力が本庄一にゴールを生み出した。

 後半21分、カウンターから10番MF高坂達也(2年)のスルーパスで右中間へ飛び出した小林はGKとの1対1から同点ゴールを流し込む。そして36分には右サイドで縦に仕掛けてからのラストパスで交代出場FW横山涼太(2年)の勝ち越し点をアシストした。この後、追加点を奪ったチームは4-3で勝利。小林は「県大会は納得行くプレーできている。結構スッキリしました」と頬を緩めた。

 北部支部予選から通じて7試合連続ゴール。大山真司監督も「多少がさつなところがあったけれど、日を追うごとにチームの為に洗練されてきた」と目を細める。そして武南高の名将・大山照人監督を父に持つ指揮官はそのスピード、コンタクトの強さについて「なかなか普通の選手だったら対応できないと思います」と加えていた。

 憧れの選手は「ゴールに貪欲なので」という理由でアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ。「優勝しか目標ないです。このままずっと点続けていきたい」と誓うストライカーが今後もゴールを連発し続けて本庄一にタイトルをもたらす。

[写真]前半12分、本庄一FW小林が右足で先制ゴール

(取材・文 吉田太郎)

TOP