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ドルトムント監督、香川の練習での出来を問題視?

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 ドルトムントMF香川真司は6日のブンデスリーガ第20節ヘルタ・ベルリン戦で、今季初めて休養以外の理由でメンバー外となった。ドイツ『キッカー』は、トーマス・トゥヘル監督が香川の練習での様子に満足しなかったと報じている。

 前日の最終調整にも通常どおり参加していた香川が、3位ヘルタとの上位対決で遠征メンバーにも含まれなかったことは、ドイツでも大きなサプライズとして受け止められた。トゥヘル監督は試合でMFゴンサロ・カストロを先発起用し、香川とポジションが重なるMFモリッツ・ライトナーをベンチに置いた。

 指揮官は試合後の会見で、香川のメンバー外について「フィールドプレーヤーは16人しか選べない。だからこのように決めた」と述べたのみ。詳細を明かしていない。

 地元メディア『ルールナハリヒテン』は、この数日の練習での香川のパフォーマンスが、トゥヘル監督に物足りなく映った可能性を報じていた。『キッカー』も同じ見解のようだ。「選手が練習で全力を出していないと感じれば、トゥヘル監督は一貫してその選手に警告を発する」と伝えている。

 前半戦の得点数やパフォーマンスは過去のことであり、現在のトレーニングで気を抜けば、ほかの選手に追い抜かれてしまうというだ。『キッカー』は、そうすることでチームの緊張感を保つことがトゥヘル監督の狙いと報じた。

 ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツディレクター)は、香川のメンバー外について具体的なコメントを残していない。だが『キッカー』は、「警告」以上の意味合いがあるかとの質問に、同SDが「それは断じてない」と答えたと伝えている。ヘルタ戦でのメンバー外は、いわばイエローカードのようなものかもしれない。

 ドルトムントは9日、DFBポカール準決勝でシュトゥットガルトと対戦する。香川は練習で指揮官の信頼を取り戻せるのだろうか。『キッカー』は、背番号23が遠征メンバーに加わると予想している。

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