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昨季2部でプレーの21歳MFがバイエルンでチャンスつかむ、CB起用に応えてペップも賛辞

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 昨季まで2部でプレーしていた21歳MFが結果を残した。バイエルンは6日に行われたブンデスリーガ第20節でレバークーゼンと対戦し、0-0で引き分けた。連勝は4でストップしたものの、10人で勝ち点1を手にすると5戦負けなし(4勝1分)で2位以下を勝ち点8差に離しての首位をひた走っている。故障者が続出するなか、21歳のMFヨシュア・キミッヒがCB起用されると結果を残した。

 シュツットガルトからRBライプツィヒに期限付き移籍していたキミッヒだが、2015-16シーズンからバイエルンへ加入。今季はここまで12試合に出場してきた。途中出場がメインだったが、DFジェローム・ボアテングやMFハビ・マルティネスら故障者が相次いだため、6日のレバークーゼン戦でジョゼップ・グアルディオラ監督からCBに大抜擢された。

 176cmと上背はないものの、バイエルンのCBとしてフル出場したキミッヒは、難なくプレー。相手エースのFWハビエル・エルナンデスやFWシュテファン・キースリンクを抑え込んだ。試合後、クラブ公式サイトによると、グアルディオラ監督は「キミッヒは抜きん出たプレーをした。キースリンクにもチチャリートにもゴールチャンスを与えなかった」を手放しで評価。CB起用に応えた21歳を称えた。

 急なコンパードを「ちょっと驚いた」と振り返るキミッヒは「チームがやりやすくしてくれた」と感謝のコメント。「こんなに多くのワールドクラスの選手とピッチに立ったら、自分自身もより良いプレーができるし、自然とレベルも高くなる」と笑顔をみせた。

 CBでコンビを組んだDFホルガー・バトシュトゥバーにも感謝するキミッヒは「(バドシュトゥーバーが)トレーニングや試合で頻繁に大声で指示を送ってくれて、目につく点を教えてくれるんだ。それが僕にとって助けになる」と説明。謙虚な21歳は「ホルガーは、僕が足りない分を埋めてくれるのに十分なほど大きいけどね」と190cmの先輩と176cmの自身を比べ、茶目っ気たっぷりに語った。

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