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[Fリーグ]日本代表FP森がボートレーサーを目指して現役を引退 「ただ一度きりの人生」

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 Fリーグのシュライカー大阪は8日、FP森秀太(25歳)が現役を引退することを発表した。

 森は大津高で高校サッカー選手権にも出場。その後、国内唯一のプロフットサルクラブである名古屋オーシャンズに加入した。名古屋では同じく今季限りでの現役引退を表明しているFP北原亘の後を継ぎ、名古屋の2代目キャプテンにも就任。出場機会を求めて移籍した大阪では中心選手として活躍し、Fリーグ2015/2016でも好プレーを見せていた。ミゲル・ロドリゴ監督の率いるフットサル日本代表のトレーニングキャンプにも選出されていた。10日に開幕するAFCフットサル選手権の予備登録メンバーにも入っており、2020年のフットサルW杯では中心選手になることも期待されていた逸材だ。

 森はクラブを通じて「突然の報告になりますが、今シーズンをもちまして、現役を引退することを決めました。フットサルを初めて7年、サッカーから含めたら約20年のフットボール人生でしたが、僕は本当に周りの人に恵まれてきました。いつもどんな時でも応援してくれていた家族、今まで出会って来た指導者、チームメイト、友達、ファン、サポーターの方、個人的にスポンサードしてくださっているアシックスさん、僕のフットサルの基盤となりとてもお世話になった名古屋オーシャンズの櫻井GM、大阪で飛躍するきっかけを与えてくださったシュライカー大阪の大森GM、僕に携わって頂いた、全ての方々に感謝しています。全ての出会いや経験が僕の誇らしい財産です!」と、携わってきた人たちに感謝のコメントを発表した。

 そして、引退を決めた理由については、新たな夢があることを明かしている。

「今回現役を引退するに至った経緯といたしましては、以前から他にやってみたいことがあったからです。それはボートレーサーです。もちろんまだなれたわけではありませんし、なれる保証もどこにもありません。なれない可能性の方がはるかに大きいです。ただ一度きりの人生、自分がそのボートレーサーになれる可能性が少しでもあるのならばチャレンジしたいと思い、今回現役を引退することを決断しました」

 今回、フットサル選手として現役を引退することを発表した森だが、まだ最後の舞台が残っている。3月4日に開幕するフットサルの天皇杯、第21回全日本フットサル選手権大会だ。森は、「突然の報告となりましたが、まだ選手権が残っています。最後は皆さんの前で、元気いっぱいの僕らしいプレーをし、タイトル獲得を目指して頑張りますのであと少し応援して頂けたら嬉しく思います」と、意気込みを語っている。

 森の所属する大阪は、グループDで湘南ベルマーレ(Fリーグ)、リガーレ東京、D.C.旭川FCと対戦し、3月11日から始まる決勝ラウンド進出を目指す。

以下、森秀太プロフィール
●森秀太
もり しゅうた
■生年月日:1990年5月26日(25歳)
■出身:大分県
■身長/体重:162cm/61kg
■経歴:名古屋→名古屋サテライト→大阪
■Fリーグ成績:115試合出場19得点
(初出場2009年10月11日エスポラーダ北海道戦 ※当時、名古屋に在籍)

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