beacon

FC東京、ACLプレーオフで対戦 チョンブリの状況を現地記者に聞く

このエントリーをはてなブックマークに追加

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は9日、本大会出場を懸けたプレーオフを行う。日本勢ではFC東京チョンブリ(タイ)と対戦する。

 大会が現行方式になってから、Jリーグのクラブは2度頂点に輝いている。だが、近年はなかなか決勝までも進めない。

 城福浩新監督を迎えたFC東京にとっても、大きな挑戦だ。まずは、本大会出場を懸けたプレーオフに挑む。

 チョンブリは、果たしてどのようにこの試合に臨んでくるのか。『GOAL』タイ版のタナ・ウォングマネーに聞いた。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 タイプレミアリーグでも4位に終わり、無冠でシーズンを終了。中心選手のテルドサク・チャイマンは、シャークス(チョンブリの愛称)の本来の姿であるスピードあふれる攻撃的なサッカーを取り戻す、と息巻く。

 今季のチョンブリは、若手を使うことに集中している。チョンブリの若手は、おそらくタイでベストの選手たちだ。

 長年主力を張った選手たちは移籍したが、ブリラム・ユナイテッドのマエストロとして知られたプラキト・デープロムが加入。サイドにも相手にとっては危険な選手がそろっている。

 チョンブリは最終ラインと中盤を非常にコンパクトに保ち、速い攻撃でFC東京ゴールを目指すことになる。期待がかかるのは、長身ながら足元の技術も高いロドリゴ・ベルジリオだ。

 ただし、若く、再建途中のクラブが勝利するのが簡単ではないことも分かっている。Jリーグのクラブは、タイのサッカーファンにとってもアジアにおけるベンチマークとしてとらえられる存在だからだ。

 出発前、テルドサクに話を聞いた。彼はこう言っていた。

「日本のチームとは、たとえホームでも、いつも厳しい試合になる。組織プレーが素晴らしいからね。FC東京には日本代表でもプレーしてきた選手もいる。寒さのことは、言うまでもないね」

「目標はベストを尽くすことだ。『経験を積みに行く』などとは言わない。この試合でサプライズを起こしたいんだ」

 試合は9日19時30分、味の素スタジアムでキックオフとなる。

●ACL2016特設ページ
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP