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セリエ天王山、試合前に主審が“負傷交代” 直前に正当性をめぐる騒動も

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 13日に行われるセリエA第25節、ユベントスナポリの一戦は、ダニエレ・オルサト主審が笛を吹くことになった。有力候補だったニコラ・リッツォーリ主審が負傷したとのことだ。イタリア各メディアが伝えている。

 2位ユーベが勝ち点2差で首位ナポリをホームに迎える一戦は、今季のスクデット争いを占う大一番だ。当然、審判団も質の高いレフェリングが求められる。

 そのため、当初はイタリア最高の審判とも評されるリッツォーリ主審が担当するとみられていた。だが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによると、リッツォーリ氏はふくらはぎの筋肉に軽い損傷が見つかったとのこと。全治約1週間とのことで、大一番で笛を吹くことができなくなった。

 イタリアサッカー連盟は11日、ユベントス対ナポリの主審をオルサト氏に決定したと発表している。オルサト氏はナポリホームだった前回の直接対決でも笛を吹いた。このときは2-1でナポリが勝利している。

 なお、リッツォーリ氏の選出が濃厚とされていた際、イタリア『Rai』のテレビ番組でジャーナリストのパオロ・リグオーリ氏が同主審の信頼性を損なう発言をしたとして騒動となっている。

 リグオーリ氏はリッツォーリ氏が「最高の主審」としながらも、「ユベントス・スタジアムではそうではない」と発言。「数少ないミスをするときは、ある方向に向かってのミス」「ユーベが有利になるミスがあると予想する」「13日の試合でベストなのはオルサト主審」などと述べていた。

 これらの発言を受け、イタリア審判協会とリッツォーリ氏は法的措置を取ると明かしている。

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