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欧州視察のハリル、負傷中の内田&武藤らとコミュニケーション「非常に良い時間を過ごせた」

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 日本サッカー協会(JFA)は15日、欧州視察中の日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督のコメントを発表した。

 2月13日にはMF香川真司が所属するドルトムントとMF山口蛍とDF酒井宏樹が所属するハノーファーの一戦を視察。試合後には山口と酒井宏と話をし、今冬移籍したばかりの山口について「移籍直後でまだプレー時間が短いですが、しっかり前を向いてポジションを取ってほしいと話をした」としている。

 その後、香川とシャルケDF内田篤人と夕食をとり、負傷離脱中の内田に「ケガの回復状況を把握できたので、復帰を楽しみにしているが、焦らないよう伝えました」。翌14日にはフランクフルトMF長谷部誠マインツFW武藤嘉紀と昼食をとり、武藤のケガの経過について「順調そうで良かった」とコメントしている。

 その後、ロンドンに移動してダンディー・ユナイテッドGK川島永嗣レスター・シティFW岡崎慎司サウサンプトンDF吉田麻也と夕食をとり、「個人的なことや今後の日本代表への意見を聞き、深く良い話ができました」と振り返っている。

 昨季終了後にスタンダールを退団し、移籍先が決まらない状況が続いた川島については「試合に戻ってきたのは良かったですし、週末の試合もPKを止めるなど良いプレーをしていました」と話した。

 14年ブラジルW杯、15年アジア杯で結果を得られなかった日本代表。15年3月に監督に就任した指揮官は「選手たち自身が答えを探しているようでした」と就任当時を振り返る。

「もちろん、私が就任してすぐに答えを見つけることはできませんが、1シーズンを終えて、少しは選手たちを理解できたと思っています」と話すと、「代表監督として、選手とお互いを理解するためにも、こうしたディスカッションは大切ですし、選手も同じ気持ちを持ってくれたと思います。そして、今回のように選手たちとコニュニケーションを取ることによって、次のステップへ向けてチームも個人も何をしなければいけないか話をすることができたので、非常によい時間を過ごすことができたと感じています」とコメントしている。

 日本代表は3月24日にアフガニスタン、29日にシリアと埼玉スタジアムでロシアW杯アジア2次予選を行う。

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