28日のJ2開幕戦でC大阪をホームの町田市立陸上競技場に迎えるFC町田ゼルビアに、強力な助っ人が加わりそうだ。

　宮崎・鹿児島キャンプを終えた町田は、オフ明けの15日からトレーニングを再開させたが、前清水エスパルスの元U-23オランダ代表DFカルフィン・ヨン・ア・ピンが練習に参加した。この日は2部練習が行われたが、経験豊富な183cmの大型DFはいずれも参加し、軽快な動きを見せたという。

　関係者によると、入団を前提としたもので、メディカルチェックを終えたあとに契約を交わす方向。ヨン・ア・ピンはU-21、U-23のオランダ代表に選出。2008年の北京五輪オランダ代表メンバーでもある実力者だ。清水には2011年に加入し、退団する昨シーズンまでにJ1リーグ通算93試合、ナビスコ杯23試合に出場している。

　今年からJ2に復帰した町田はオフにセンターバック3選手が退団しており、DFラインの整備が必要だった。スムーズに行けば、開幕のC大阪戦に出場可能。C大阪にはFW柿谷曜一朗ら強力なアタッカー陣がいるが、センターバックにサイドバック、ボランチもできるヨン・ア・ピンが“柿谷封じ”のキーマンになるかもしれない。