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未成年淫行で解雇のA・ジョンソン、相手少女が詳細を明かし涙…

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 元イングランド代表でサンダーランドを解雇されたMFアダム・ジョンソンが未成年の少女との淫行により受けている裁判で、相手少女の証言が明らかになった。警察がビデオに収めた証言映像が裁判所で放映されたという。英『BBC』が伝えている。

 少女はA・ジョンソンからユニフォームにサインをもらった後、「ありがとうのキスやそれ以上のことのために」、どのようにして会ったのか詳細を明かした。

 当時15歳だった少女は「私が長い間憧れていたサンダーランドのアダム・ジョンソン選手から、メッセージをもらいました」と言い、「すごく嬉しかったです」と心境を振り返った。

 少女によると、2人は何回かメッセージを交わしたあと、2015年の1月17日に初めて直接会い、少女は自分が持っていた2枚のユニフォームにサインをもらった。その後も、A・ジョンソンは彼女にメッセージを送り続け、「これで君は僕に借りができたね」や「ありがとうのキスをもらいに今度行くよ」と誘ってきたのだという。

 “誘われた”少女は「私も乗り気になりました。まるで現実じゃない気分でした」と言う。「そして彼と再び会ったんです。そして彼にありがとうのキスと、それ以上のことをしました」。

「私は彼に暫くの間キスをしていました。そして彼は私の衣服のボタンを外し始めました。しばらく時間がかかっていましたが……悪いことだとは知っていたんです」

 警察からA・ジョンソンが少女に関する情報をどの程度把握していたのか問われると、年齢や学年、さらにはホーム試合での座席の場所については知っていたはずだと主張した。

「彼は私がいつ16歳になるのか尋ねてきました」と言い、「そういうことが起こるとは思っていましたが、実際に起きてしまうと少しショックを受けました。誤ったことをしてしまったと思いました」と悔やむ。

「私も望んでいなかったというわけではないんです。ただ、悪いことだとは知っていました」

 女性警察官から少女へ対し、実際の性行為についてどう感じたかと踏み込んだ質問がされると、「あまり良くはなかったです。自分にがっかりしました」とうなだれ、「あのことは忘れるようにしようとしていました」と語った。

 事情聴取を受けた当初は、性行為の事実を明かさなかった少女。その理由については、性行為をしたという証拠がなかったからだと説明した。

 嘘をついてまでA・ジョンソンとの関係を隠したことについて、追求された少女は涙を流しながら一旦休憩を要求。再び開廷されると、「ジョンソンをトラブルから守りたかったんです。私は彼にこんな形でのトラブルを負ってほしくなかった」と口を開いた。

「私のことを信じてくれない人たちが怖かったというのもあります。私自身も何が起きたのか信じたくありませんでしたから」

「だから忘れるように努めました。そしてこれまでと変わらない日常を送ろうと思っていたんです」

「あの時は、間違えたことをしたとは気づいていませんでした。起きてしまったことが誤ったものだとは気づいていなかったんです」

 A・ジョンソンは昨年3月に15歳の少女と性行為をした疑いで逮捕、起訴されていた。そして、今年2月10日に始まった裁判で一部の容疑を認めると、翌11日にはスポンサーであるアディダス社から契約を解除され、同日には所属元であるサンダーランドからも解雇されていた。

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