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香川:「監督と突っ込んだ話し合いをした」 自身の出来には不満も、「メンバー外」にわだかまりなし

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 ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は、今シーズン初めての「メンバー外」になったことなどについて、トーマス・トゥヘル監督としっかり意見交換したことを明かした。ドイツ『シュポルト・ビルト』のインタビューで、自身とチームの現状、ドルトムントのサッカーなどについて語っている。

 今月6日、アウェーでヘルタ・ベルリンと対戦したブンデスリーガ第20節で、香川はメンバーリストから外れた。これは昨年夏にトゥヘル監督が就任してから初めてのことで、ドイツ国内でも驚きの声が上がった。

 トゥヘル監督は後日の会見で、「練習で自身の100%を出せる自由な気持ちでないという印象を受けた」ために香川をメンバーから外したと語っていた。また、本人と話し合って、自身の決断を説明したことも明かしている。

 インタビューで監督から説明があったかと問われた香川は、以下のように答えた。

「ベルリンでの試合の翌日に、監督と話しました。非常に良い、突っ込んだ話し合いができ、すっきりしました。監督との間に、まったく問題はありません」

 最近は自身のパフォーマンスに納得していなかった部分もあるようだ。

「ここ1か月(の出来)には、満足していません。でも、幸いにもチームは結果を残しています。体調は悪くないので、それが(メンバー外の)理由にはなりません。ここ数日は良い練習ができました。これからは週2試合のペースが続くので、継続してプレーしたいですね」

 『シュポルト・ビルト』は、香川に対して、このまま“かつての主力”となる危機を感じているかと、厳しい質問をぶつけた。

「いや、それはないと思います(笑)。また(本来の)パフォーマンスを見せ、前半戦の調子を取り戻します。前向きに考えています。自分は落ち込んでネガティブな空気をつくるようなタイプではありません」

 これまで欧州では現リバプールのユルゲン・クロップ監督、アレックス・ファーガソン氏、デイビッド・モイーズ氏と、一流指揮官の下でプレーしてきた香川。その中でもトゥヘル監督とは良いフィーリングでやれているという。

「彼が考えるサッカーのプレースタイルは、自分にとって一番やりやすいと思います。今まで経験したすべての監督と比べても、最も自分に合っていると思いますね。ともに仕事することにあたっては、すごく用意周到で厳しい監督だと感じています。多くのことを求められますが、僕はものすごく楽しんでいます」

 ヘルタ戦でメンバー外となった直後には、トゥヘル監督との関係悪化も噂になった香川。それが正しくなかったことを、これからピッチで証明してくれるはずだ。

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