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浦和新10番柏木が主張、ACLで警戒するのは「広州より韓国のチーム」

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 浦和レッズのMF柏木陽介が、AFCチャンピオンズリーグで警戒すべきは韓国勢だと主張した。

 柏木は18日に行われた「Jリーグプレスカンファレンス」に出席。今季より背負う10番について問われると、「エースナンバーは10番。背番号は今はそんなに関係ないと思うけど、今より良くならないといけないと思っている」と力を込めた。

 リーグと並行して、今季も浦和はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を戦うことになる。“爆買い”で注目を集める中国勢、その中でも浦和は昨季アジア王者の広州恒大と同組の“死の組”と呼ばれるグループリーグを戦うことになる。

 しかし広州についての印象を問われた柏木は、「逆に楽しみ。最初に強いチームと当たりたかった」と歓迎ムードを示す。さらに13年度の大会で対戦した時にホームで3-2で下していることもあり、楽しみの方が多いと話す。「自分たちのサッカーをして勝ちたい」と目を輝かせた。

 それよりも柏木が警戒したのは韓国勢の存在だ。浦和と同組の浦項スティーラーズは2009年のアジア王者。そして何よりも日本勢に対して、特別な強い気持ちを持ってぶつかってくることが予想される。

 浦和は鹿児島キャンプ中の16日に蔚山現代と練習試合を行った。4-5で敗れたゲームだが、浦和は1本目にMF遠藤航と柏木の得点で先行。しかし風向きが変わった2本目には3失点して逆転されてしまった。

 蔚山戦については、「ボールを蹴られて間延びしてしまった」と反省。ただ、その「ボールを蹴ってくる」ことでリズムが壊れることが一番怖いと強調した。「広州より韓国のチームの方が蹴ってくるので怖い」。

 今季はU-23日本代表主将の遠藤を獲得するなど、戦力補強にも成功した。ボランチのライバルの加入にも、「タイプが違うので」と気にする様子もない。「攻撃的なボランチ。10得点できるボランチが理想だと思う」。浦和にとって1998年から2000年の福永泰以来16年ぶり2人目の日本人10番が、新生浦和、常勝復活を印象付ける。

(取材・文 児玉幸洋)
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