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飯田主審は“誤審”を認め謝罪か…丹羽「人が判断することなので」

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[2.20 富士ゼロックススーパー杯 広島3-1G大阪 日産ス]

 試合後、飯田淳平主審は誤審を認め、ガンバ大阪の選手たちに謝罪したという。

 サンフレッチェ広島が後半6分にFW佐藤寿人のゴールで先制した直後のプレーだった。エリア内左に入ったMF柏好文のクロスをDF丹羽大輝がブロックに入る。ボールは顔付近に当たったかに見えたが、飯田主審は丹羽のハンドと判定し、広島にPKを与えた。

 納得のいかない丹羽はもちろん猛抗議。しかし判定が覆ることなく、そのまま試合は続行された。FW浅野拓磨が豪快にゴールネットを揺らすと、試合の流れは完全に広島へと傾いた。

 当事者丹羽は「あの2点目は間違いなく大きな2点目だった」と無念を語る。しかし飯田主審が試合後に誤審を認め、謝罪があったことを明かすと、「今後こういうことが起こらないように、次どうするかを日本のサッカー界として捕えてやって行ければいいし、僕がそのきっかけになればいい。こういうことが起きるのもサッカー。人が判断することなので」とかばった。

 ゼロックス杯の連覇は逃したが、次なる戦い、AFCチャンピオンズリーグの初戦となる敵地での水原三星(韓国)戦は中3日で行われる。1月に30歳になったG大阪のDFリーダーは、「次に切り替えるしかないかなと。ACLが水曜日にあるので、その試合に向けてやっていこうかなと思います」と前を向いた。

(取材・文 児玉幸洋)

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