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リバプール、ビジネス面で中国と関係強化 その一環でバロテッリを“爆売り”?

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 リバプールはアジアとビジネス面での関係強化を図っている。その一環として、現在ミランにレンタルしているFWマリオ・バロテッリを中国に売却し、「一石二鳥」を狙っているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

 リバプールは現在、ホームスタジアムであるアンフィールドのメインスタンドを改修工事している。これが完成すれば、収容人数は現在より1万人近く多い5万4000人へと増大する。

 もちろん観客数が増えれば、チケット代での収入はアップする。だが、クラブはこの機会をさらにビッグなビジネスチャンスにしようとしている。

 クラブを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)が考えているのは、ネーミングライツの売却だ。しかも、サッカー界の新たな潮流になろうとしている中国をターゲットにしている。

 FSGは、改修されるメインスタンドの命名権を売却することをもくろんでおり、1シーズンあたり700万ポンド(約11億3500万円)から900万ポンド(約14億6000万円)で10年契約を結びたいと考えている。すでにFSGの担当者が中国に入っており、興味を持っている中国企業3社と交渉を行っているという。

 さらに、中国との関係強化に、有効な手段がある。バロテッリの移籍だ。同選手は現在、ミランにレンタル移籍中。だが、おそらくアンフィールドに戻ることはない。

“爆買い”が続く中国サッカー界では、さらなる世界的有名選手が求められている。いろいろと話題を振りまき世界中で名を知られているバロテッリなら、中国でも歓迎されるだろうというのだ。

 バロテッリは2014年に、1600万ポンド(約25億9500万円)でリバプールへとやって来た。だがまったくプレミアリーグにはなじめず、移籍金の元はまったく取れていない状態だ。だが、中国のクラブならば、リバプールの損失を穴埋めするような移籍金が期待できるのではないか、と伝えられている。

 リバプールと中国企業の話がまとまれば、互いにとって良いディールになるだろう。もしも実際にオファーがあり、バロテッリも納得するなら、誰もが「win win」の大団円になるのだが…。

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