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ゴールパフォは愛娘菫ちゃんのイニシャルポーズ…逸冠に宇佐美「ポテンシャルを出し切れてない」

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[2.20 富士ゼロックススーパー杯 広島3-1G大阪 日産ス]

 ガンバ大阪のこの日唯一の得点を奪ったのはFW宇佐美貴史だった。2点ビハインドの後半23分、G大阪はカウンターからチャンスを作ると、右サイドを持ちあがったMF阿部浩之のクロスに宇佐美が走り込み、頭でゴールネットを揺らす。ゴール後には両手で「S」の文字を作ったパフォーマンスを披露。試合後、先月名前を公表した愛娘の菫(すみれ)ちゃんのイニシャルだったことを明かした。

 しかし後半28分にサンフレッチェ広島のFWピーター・ウタカに決定的な3点目を奪われ、敗戦。宇佐美は「自分たちのポテンシャルを出し切れてない」と唇を噛んだ。

 宇佐美の言う「ポテンシャル」。G大阪は今季、大学、高校サッカー界から屈指のタレントを補強。さらに横浜F・マリノスからFWアデミウソンとMF藤本淳吾を獲得。U-23チームがJ3リーグに参戦する影響もあるが、大幅な戦力アップに成功した。

 問題は「ポテンシャル」の活かし方。FWパトリック、アデミウソン、宇佐美の強力トライアングルは最大の武器だが、連携面ではまだまだの印象を残した。「もっともっとパトを含めて3人がいい動きをして、後ろを引き上げるような動きをしないといけない」と反省した宇佐美。ただ、「それは試合をこなせばできることであって、悲観はしてない」と前を向いた。

(取材・文 児玉幸洋)

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