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U-18Jリーグ選抜の10番、札幌U-18FW菅「都倉選手やヘイス選手を抜かせるくらいのFWになりたい」

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[2.20 NEXT GENERATION MATCH U-18Jリーグ選抜 1-1 日本高校選抜 日産ス]

 U-18Jリーグ選抜の10番を背負ったFW菅大輝(札幌U-18)は無得点に終わった試合について、「前でボールキープできていたシーンもあったんですけど、FWなんでゴールを決められなかったというのが悔しいですね」と首を振った。

 年代別日本代表の主軸として活躍してきたレフティー。この日は前線での力強いボールキープで日本高校選抜にプレッシャーをかけたが、スリッピーなピッチの中でなかなかいい形でシュートまで持ち込むことができず。「何回か左足を振り抜こうとはしたんですけど」期待された左足のキャノンショットを披露することはできなかった。

 昨年は悔しいシーズンとなった。混戦の高円宮杯プレミアリーグEASTで札幌U-18はわずか3勝で9位に沈み、プリンスリーグ北海道降格。11年の初代チャンピオンがプレミアリーグから姿を消すことになった。菅はリーグ5位タイの7ゴールを挙げるなど奮闘したが、チームを残留へ導くことができず。U-17日本代表では国際ユースin新潟やロシア遠征でゴールを決めたものの、札幌に貢献できなかったという思いがある。

 高校ラストイヤーとなる今年、今月には3泊4日の日程でトップチームの熊本キャンプに参加。「ユースではどこか抜いているようなところも意識的にあるんですけど、トップ(の選手たち)は常に100パーセントやっているのでそこは感じられましたね。最終日は自分の左足シュートを見せつけられた。今年(U-18チームは)プリンスなのでフィジカル面でも圧倒するという意味で今走りこみとかやっている。トップの方でもその走りこみの成果が出たと思う」。今年はU-18チームを引っ張る活躍が期待されると同時に、トップチームに帯同する機会が増えることも予想されるだけに、学んだことを次の機会に活かす。

 目標はトップチームで活躍すること。「トップの合宿で学んだことをやって、都倉選手やヘイス選手を抜かせるくらいのFWになりたい」。自分の武器を磨き、学んだことを改善してチームトップスコアラーやブラジル人ストライカーに挑戦する。

(取材・文 吉田太郎)

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