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スター流出はあり得ないと信じるバルサ会長 「金で移籍を選ぶことはない」

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 バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、スター選手たちが夏に去ることはないと強調した。ジョゼップ・グアルディオラ監督が来季から率いるマンチェスター・シティは“脅威”だが、それは他クラブにとってのバルセロナも同じだと述べている。

 シティは今季限りでバイエルンを去るグアルディオラ監督の招へいが決まっている。指揮官の古巣バルセロナの選手を獲得する可能性があるかが注目されるが、バルトメウ会長はイギリス『デイリー・メール』で次のように述べた。

「ウチの選手たちはみな、契約を更新する時期にある。今はどの選手も夏に去らないと思うね。すでに完了したかどうかは言えないが、経営陣は責任ある人間たちだ。我々は何がクラブにとって最善かを知っている。何かあれば発表するよ」

「シティやすべてのビッグクラブは脅威だ。バルセロナも彼らにとっての脅威だ。欧州のビッグクラブはピッチ内外で競っている。歴史上ずっとそうだった。だから、我々はよく眠れているよ。普通のことだ」

 ただし、バルトメウ会長は特殊なバルセロナというクラブを真似することはできないとも強調した。

「私はコピーという言葉が好きじゃないんだ。誰もすべてをコピーすることはできないからね。シティも我々がやっていることをコピーすることはない。彼らはオーナーが違い、プロジェクトも異なる。コピーできないんだ」

 一方で、バルトメウ会長は経済力に優れるプレミアリーグ全体が「ライバル」だと述べている。

「ライバルを聞かれると、私はいつもプレミアリーグだと言っているんだ。テレビ放映権や大会組織からもそうだし、彼らには常に面白い試合があり、リーグが非常に拮抗している。テレビ放映権は過去に正しいことをしてきた結果なんだ」

 リーガエスパニョーラではバルセロナとレアル・マドリーが「二強」とされるが、バルトメウ会長はテレビ放映権に関してプレミアリーグのように変わりつつあるとした。

「我々はトライしていく。ようやくリーガはより平等な形で権利を売るようになっている。バルセロナやマドリー、おそらくは一部のチームにとってはより悪いことだが、我々は長期的に考えなければいけない。我々はプレミアリーグのようなテレビ放映権にしたいんだ。そしてリーガがより面白いリーグになることを望んでいる」

 いずれにしても、バルトメウ会長は、プレミアリーグの経済力が引き抜きへの脅威になることはないとみているようだ。バルセロナのスター選手たちは、バルセロナだから所属していると主張した。

「ほかのチームなら、(リオネル・)メッシやネイマール、(セルヒオ・)ブスケッツ、(ジェラール・)ピケ、ルイス・スアレスがもっと稼げることは分かっている。ネイマールはバルサに加入するとき、ほかからもっと良いオファーがあった。L・スアレスも同じだ。だが、彼らはバルセロナに来ることを決めた。このクラブが選手たちを引きつけるからだと思う。我々はただのクラブ以上の存在だからだ」

「我々には自信がある。選手たちは我々のクラブと我々の街でとても幸せだからだ。彼らはスポーツを、仕事を愛しており、一つのグループだからだ。だから、彼らが金で移籍を選ぶことはないと確信している。メッシは先日、『欧州でプレーするクラブはバルセロナだけだろう』と言った。だから、誰かがメッシに関心を抱いても、忘れるべきだね。私じゃなく、彼が言ったことだ」

 体調不良でポルト戦を欠場したGKロマン・バイデンフェラーとMFイルカイ・ギュンドアンについても、トゥヘル監督は「残念ながらまだ戻れない」と明かしている。

 一方で、ポルト戦で相手選手のタックルが足首付近を直撃したMFマルコ・ロイスについては、「幸い(会見後の)練習に参加できる」と述べた。

 また、トゥヘル監督は「マニー(スベン・ベンダー)はレバークーゼン戦でメンバーに入る」とも明かしており、ベンダーの復帰でドルトムントは長期離脱中の選手がいなくなった。

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