beacon

[CL]クラブ史上初の8強入りに王手! アグエロの先制弾などでシティが敵地で3発先勝

このエントリーをはてなブックマークに追加

[2.24 欧州CL決勝T1回戦第1戦 ディナモ・キエフ1-3マンチェスター・C]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、決勝トーナメント1回戦第1戦の4日目を行った。マンチェスター・シティ(イングランド)は敵地でディナモ・キエフ(ウクライナ)と対戦し、FWセルヒオ・アグエロのゴールなどで3-1と先勝した。なお、運命の第2戦は3月15日にシティのホームで行われる。

 クラブ史上初の準々決勝進出を目指すシティは21日に行われたFA杯5回戦のチェルシー戦で若手を積極的に起用し、1-5と敗れたものの主力温存に成功。この試合ではアグエロやMFダビド・シルバ、DFビンセント・コンパニらが先発に名を連ねた。一方、2010-11シーズンにヨーロッパリーグ(EL)でシティにホームで勝利した経験があるディナモ・キエフは、これが16年初戦。コンディション調整、試合勘が気になるところだ。

 そのディナモ・キエフは前半4分にFWアンドリー・ヤルモレンコがFKの流れから右足シュート。12分には高い位置でボールを奪い、FWウカシュ・テオドルジクが右足ミドルを放つなど積極的な入りを見せた。しかし、先制したはのシティだった。15分、左CKからシルバが山なりのボールをファーサイドに入れ、MFヤヤ・トゥレがヘッドで中央に落とす。これをアグエロが胸トラップから冷静に右足ボレーを叩きこみ、均衡を破った。

 アウェーゴールを奪ったシティは高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い、鋭いショートカウンターを仕掛けるといった場面が多くなる。前半40分にはDFガエル・クリシーのフィードをPA左で受けたアグエロがボールをキープしてヒールパス。アグエロを追い越していったMFラヒーム・スターリングが中央に折り返し、ゴール前に走り込んだシルバが右足で押し込み、2-0で前半を折り返した。

 後半開始からディナモ・キエフはFWジュニオール・モラエスを投入し、2枚目の交代枠を使う。後半7分、右サイドからヤルモレンコがゴールに向かって斜めに仕掛け、そのまま左足シュートを放つもわずかに枠を逸れ、ゴール左に外れる。さらに攻勢を強めたディナモ・キエフは13分に1点を返す。DFドマゴイ・ビダが左から入れたボールはDFニコラス・オタメンディにカットされるが、こぼれ球に反応したMFビタリー・ブヤルスキーが右足ボレー。これがオタメンディに当たってゴール左に吸い込まれ、1-2とした。

 その後はお互いにゴールに迫るシーンを作るが、シティが後半37分に左サイドからスターリングが上げたクロスをトゥレがヘディングシュートを放つなど決定機を決めきれず、このまま試合は終わるかに思われた。しかし、シティは終了間際の45分、右サイドからトゥレがMFフェルナンジーニョとのワンツーで中央に切れ込み、左足シュートをゴール左に沈めて3-1。シティが敵地での初戦を制し、クラブ史上初の準々決勝進出に大きく前進した。


●プレミアリーグ2015-16特集
●欧州CL15-16特集

TOP